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伊賀市長選挙 田中市議出馬表明

現市長の任期満了に伴う11月3日告示、10日投開票の伊賀市長選挙に、新人で市議の田中さとる氏(66)が日本維新の会公認、教育無償化を実現する会推薦で立候補することを表明した。同市長選への立候補は6人目。
伊賀市役所で20日記者会見した田中氏は「伊賀市の活力は停滞している。最初は岡本市政に期待した。素人の感性、民間の感覚に期待した。当初は身を切る市政に感銘を受ける面があったが、2期目からは理想とする政治から乖離し始め、3期目も同様で失望した。伊賀の未来が見えなくなった」と批判。「慣例による無駄使いを一切省き、その財源で目的を持った行政サービスを市民に届ける」と話し、その例として、何時まで経っても行政満足度が低い公共交通を見直す。市が4億5千万円支出している効果が全く見えない。従って自治協(住民自治協議会)単位に1台か2台コミュニティバスとして配置し、地域が地域の為に運用する。人が動き出し、情報が動き出し、お金が動き出す仕組みを作っていきたい。原点に帰り、伊賀市を大きく動かしたい」と話した。現在市が行っている18歳成人式については「18歳成人には祝意を表すカードのようなものを送り、その後2年経過して、成人たちが交流して話し合い郷土愛を育む『20歳の集い』を開催する」と語った。
田中氏は伊賀市出身、明治大学法学部卒、故中井洽衆院議員の秘書、1991年県議に当選(4期)、2005年県議会議長、伊賀市議会議員(3期)、現在日本維新の会県総支部幹事長。議員辞職はせず、市長選との同一選に向けた市議会の自主解散まで議員を続ける考えを述べた。
同市長選にはこれまで、いずれも新人で市議を6月に辞職した濱瀬達雄氏(46)と建築業の萩森正治氏(43)、元政府系金融機関職員の浅井健之氏(32)、県議の稲森稔尚氏(40)、及び4選を目指す現職の岡本栄氏(74)の6人が立候補を表明している。

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