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伊賀市長選挙 稲森県議 出馬表明

現市長の任期満了に伴う11月3日告示、7月10日投開票の伊賀市長選に、新人で地域政党「草の根運動いが」代表の稲森稔尚氏(40)が12日、市内で立候補を表明した。
立候補の動機について「岡本市長は文化に力を入れる面で大きな功績があったが、回を重ねるごとにコミュニケーション不足のまま物事を進めるようになり、閉塞感が漂うようになった。今後4年間このままでは、閉塞感は限界になると思うので立候補を決意した」と語った。
25歳で市議に挑戦、県議として3期目を迎えた。その間市内全ての地域を歩き回り、訪問した世帯数は年間1万世帯を超える。様々な話を聞く中で構想した今回の重点施策を4つ挙げた。1つは、すべての子どもたちが、安心して大人になれる社会に。2つ目は、徹底していのちを守る、支えあいと防災の地域づくり。3つめは、人が交わり、豊かさを分かちあう、つよい地域経済。4つ目は、市長と市民の「つながり」を、もう一度結び直す。中でも1つ目に関連する、義務教育での教材費や修学旅行費など「かくれ教育費」の無償化を進め、学習支援に力を入れ教育格差に立ち向かうなどを述べた。また、美術館博物館構想については「中心機能である芭蕉翁記念館は県の文化でもあり、県も含めて取り組むべき」として、見直すべきものは見直すと述べた。18歳成人式については、「単に20歳に戻すと言うことでなく、当事者の話しをよく聞いて見直すかどうか決めたい」と語った。
稲森氏は伊賀市出身。三重大大学院人文社会科学研究科修了(修士)、介護施設職員や伊賀市議を経て、県議会議員3期目、草の根運動いが代表。
同市長選には、前市議の濱瀬達雄氏(46)、建築業の萩森正治氏(43)、元政府系金融機関職員の浅井健之氏(32)、及び4選を目指す現職の岡本栄氏(72)が、それぞれ無所属で立候補を表明している。

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