伊賀市5月定例記者会見 G.W.の人出1万人以上増
岡本栄伊賀市長の5月定例記者会見が5月9日行われた。初めにゴールデンウイーク10日間の主な観光施設の集客数が97、468人と報告があり、昨年の86、685人に比べ、1万人以上の増加となった。中でも大山田温泉さるびの、島ケ原温泉やぶっちゃの湯、モクモク手づくりファーム、長谷園窯出し市が軒並み増加した。一方、NINJAフェスタで忍者変身処で忍者衣装に着替えたのは、3日間で1277人であったと話した。
まず「クーリングシェルターの設置」について。「気候変動適応法」等の一部を改正する法律により、地方自治体でも熱中症特別警戒情報の発表期間中における、暑熱から避難するための施設の開放措置(クーリングシェルター)等が求められることになった。本市に於いてもクーリングシェルターを開設する。熱中症特別警戒情報の発表時だけでなく、開設期間中は市民が暑さから身を守るために、自由に利用できるものとする。そのために特別な設備をするのではなく、既存施設に「指定暑熱避難施設・クーリングシェルター」と表示した区画を設けて対応する。
開設予定施設は、本庁舎1階市民スペース、各支所ロビー(上野庁舎除く)、ハイトピア伊賀5階、上野図書館。開設期間は6月1日~10月23日迄。民間の商業施設などにも設置の呼びかけをする予定。
次に、わたしの伊賀推し!「#ええやん伊賀」イベントについて。情報発信の主力であるInstagramを活用した誰でも気軽に参加できるイベントで、参加者がジャンルを問わず「ええやん!」と感じた伊賀市の魅力を、「#ええやん伊賀」を付けて投稿してもらい、毎月1回「ええやん伊賀賞」を選んで特産品をプレゼントする。また年末には、その中からグランプリを選出し「市長賞」として発表する。Instagramは1投稿に100人ぐらいのフォロワーがいるという。投稿内容は伊賀市内で撮影した写真又は動画で、市内・市外在住は問わない。投稿回数に制限はない。伊賀市のファン獲得・拡大と関係人口の増加につなげたい。
続いて「令和5年度の移住・交流施策の実績」について報告。伊賀市では、移住コンシェルジュを配置し、移住専用の相談窓口や相談会で「移住・交流」に取り組んでいる。2023年度は、新規相談件数295件、移住所帯数46、移住者数98人であった。また移住コンシェルジュによる相談、SNSの活用の他、体験型移住セミナー「空き家見学ツアー」を開催した。またオリジナルノベルティを作成し、相談会等で配布することで効果的なPRに繋げてきた。今年度も体験型移住セミナーを行い、来たい、住みたい、棲みつきたい伊賀市に向けて取り組みを進める。23年4月から24年1月末までの、行政の相談窓口を利用しての三重県への移住者は435人で、伊賀地域への移住者は79人。県全体の2割にあたり、6年連続県内1位になっている。
最後に、4日行われた「18歳成人式」について「18歳の成人式は伊賀市を含め全国で2自治体に留まるのは何故か?」の記者からの質問に「分からない」と答え「20歳成人式は、18歳から20歳の間の若者をモラトリアムにしている」と独自の見解を述べた。
同じ場で市教育委員会は、成人式終了後、書面とネットでアンケートを取った事を発表した。成人式出席者561人の内272人から回答があったという。式について、満足186人、やや満足44人、普通23人、やや不満11人、不満7人、無回答1人で「20歳にして欲しい」という書き込みもあったというが、普通以上を満足系とすると93㌫を占めた。また来年度の18歳成人式対象者には、夏頃に該当者である旨の通知と、成人式実行委員会に参加を呼び掛ける通知を郵送し、来年3月には成人式への案内通知を郵送の予定との事であった。