伊賀市 「トップの熱い思いの本気宣言」

ジェンダー平等への取り組み
稲森稔尚伊賀市長は、2月5日の記者会見で「トップの熱い思いの本気宣言」を表明した。三重県では若い女性の人口転出が課題となっている。原因の1つにジェンダーギャップが改善していないことが挙げられる。全ての人が家庭でも仕事でも、性別役割分担に囚われず活躍できる働きやすい職場環境作りに向け、トップが熱い思いで推進する取り組みを進めている。県全体で機運・ムーブメントの醸成を産官学で図るため「トップの熱い思いの本気宣言」としての参加を、県から市や町に依頼している。
伊賀市はこの取り組みに賛同、「伊賀市は誰もが生きやすく、さまざまな人が活躍できる『ジェンダー平等』のまちづくりに取り組みます!」のリーフレットも作成。▼目標Ⅰ=あらゆる分野での「ジェンダー平等」を進めます!▼目標Ⅱ=女性や性的マイノリティへの差別をなくし、「ジェンダー平等」の意識づくりと教育を目指します!▼目標Ⅲ=ワーク・ライフ・バランスの実現をめざします!の内容となっている。
携帯便利な変身キャップ披露
稲森市長はこの日、PR用の忍者変身キャップを披露した。頭に被るだけなので携帯便利で、直ぐに変身出来るのがメリット。ブルーの地の正面に黄色の十時手裏剣が光り、両側に黒い手裏剣が刺さっているのがアクセント。また、市長用忍者衣装も製作。22日に運行する名古屋―伊賀上野間の実証運行列車の到着時、初めて身を包んで乗客を出迎える。
忍者市月間における事業の実施
伊賀市は2月を「忍者市月間」と位置づけ、「忍者」を活かしたさまざまな取り組みを予定している。
1~27日、上野図書館は忍者図書館として、「忍者」関係図書の展示。「にんじゃえほん」コーナー、忍者クイズ、スタンプラリー、忍者しおりの配布、忍者マネキンのセット、LINEアカウントでの忍者クイズの実施、「いがし電子図書館」の忍者に関する特集の実施等がある。
9日は子育て相談広場「にんにんパーク」で、忍者衣装に着替えて季節の遊び、からだを動かす遊びをする。子育ての悩みを保育士に相談できる。
16、22日は「忍マルシェ」の実施。まちづくり伊賀上野主催で、忍者月間に合わせ、上野市駅前広場でマルシェを行う。同日、名古屋~伊賀上野駅間を結ぶ実証列車が運行されるので、乗車した人にぜんざいのふるまいやイベント案内をする。
17日は忍者市市長出張授業。上野北小学校6年生40人に、稲森市長が「伊賀忍者ってなんじゃ?」と題し、リアルな忍者について授業をする。授業の後、忍者をモチーフにした給食を児童と食べる。「忍者の話を通して郷土愛を育み、伊賀への誇りと愛着を学んでくれれば」と市長は話している。
17~21日は忍者の日給食。市内小中学校の学校給食において、忍者にちなんだ「忍者の日献立」を提供する。献立の日程は学校により異なる。
22日は伊賀流忍者博物館で、忍者の日限定の御朱印授与が行われる。