伊賀市 コロナ禍での家計支援策発表
岡本栄伊賀市長は11月7日、定例記者会見でコロナ禍における物価高騰に対する家計への支援策として、鉄道やバスなどの公共交通機関(伊賀鉄道を除く)の通学定期の半額を助成することや小中学生の給食費を無償にすることなどを発表した。
伊賀市では、伊賀鉄道の通学定期券については、今年度から前年度までの3分の1から半額へと助成率を引き上げた。しかし、他の公共交通機関利用者に対しては助成制度が無く、市民からの要望も強かった。また、小中学校の給食費についても、保護者負担の軽減を図るための措置を講ずることとし、4日の臨時市議会に補正予算案を上程。可決されたため、具体的な内容について発表。それによると、伊賀鉄道以外の公共交通機関利用者は、有効期間が今年の12月1日から来年3月31日の通学定期に対して半額を助成する。申請期間は今年12月8日から来年3月6日までで、伊賀市に本人または保護者の住所があり、当該交通機関の定期券使用者であること。申請方法は、市役所交通政策課または各支所窓口に持参または郵送する。(詳細は広報いが12月号に掲載予定。(事業費26、032千円)
一方、市立小中学校における給食費については、来年1月1日から3月31日までの期間無償とするため、学校支援地域本部への補助を行うとしている。(事業費81、270千円)
また、コロナ禍における米価下落の影響を受けている米販売農家への支援として、令和4年度主食用米(うるち米に限る)を生産し、農産物検査を経て、来年2月28日までに出荷、または販売したもので、全国農業共済連合会が実施する収入保険制度、または米の収入減少影響緩和交付金(ナラシ対策制度)の未加入者について、1袋(30㌔)あたり200円を補助することとした。(事業費51、824千円)なお詳細が決まり次第、市のHP及び広報いが等に掲載される。