伊賀市 新たな取り組み 現地決済型「ふるさと応援納税」
伊賀市では、5月18日から新たな試みとして、現地決済型ふるさと納税サービスを開始した。サービス名は「ふるさと応援納税」で、内容は観光地で伊賀を訪れている人が、加盟店である宿泊施設や飲食店に設置された二次元コードを読み取り、その場でふるさと納税を行い、返礼品として寄付後すぐに発行される電子クーポンで、宿泊代や飲食代に使用できるもの。なお、ふるさと納税なので伊賀市民が利用することはできない。6月2日現在の加盟店や加盟準備中の宿泊施設は、NIPPONIA HOTEL 伊賀上野城下町、伊賀白樫の古民家(※)。飲食店は、焼肉ホルモンまさちゃん(※)。小売店では、伊賀肉の駒井(※)、福岡醤油店、伊賀くみひも組匠の里、肉の伊藤銀座店(※)、大山田農林業公社、メリ樹、精肉のもりなが(※)。その他では、西山農園(※)、末廣寿司(※)の12店となっている。市では今後、会員店舗をどんどん増やしたいとしている。(※)は準備中店舗。
この制度は、行政に新たな予算や人的体制が不要である。飲食店等で納税し、その場でクーポン支払いが可能なので現地に直結し、税収アップにつながる。地域住民のIT理解度や、ノウハウに合わせた段階的なDX化の導入により、アナログ世代のニーズ・スキルに無理なく対応できるメリットがある。と地域DX推進事業サイト担当者は話している。