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俳聖・芭蕉翁を偲ぶ「しぐれ忌」 伊賀市柘植町 萬壽寺で

江戸時代の俳人・松尾芭蕉(1644~94年)の遺徳をしのぶ「しぐれ忌」が12日、松尾家の菩提寺で墓碑がある伊賀市柘植町の萬壽寺で営まれた。市や芭蕉翁顕彰会の関係者、地元住民ら約100人が出席し、芭蕉の功績に思いをはせた。
しぐれ忌は芭蕉の命日(旧暦の元禄7年10月12日)に合わせ、市と芭蕉翁顕彰会の主催で地元の山出地区の協力を得て毎年行われている。1893(明治26)年の200回忌以降、戦争で一時中断された時期もあったが継続しており、今年は新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小し実施した。
法要では境内の墓碑前に参列者が集まり、落合泰寛住職の読経の後、岡本栄伊賀市長・芭蕉翁顕彰会の岡島久司会長らが献花し、参列者も続いて1人づつ焼香して手を合わせた。
その後、本堂で芭蕉翁記念館学芸員の服部温子さんによる「芭蕉翁と古人」と題した記念講演が行われた。

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