力を合わせ、ともに進もう! 伊賀地区メーデー
第94回伊賀地区メーデーが4月22日、伊賀市文化会館「さまざまホール」で開かれた。主催は伊賀地区メーデー実行委員会。連合三重伊賀地域協議会、伊賀地区労働者福祉協議会、名賀地区労働者福祉協議会の傘下にある22単組から約360人が参加した。コロナ禍で中止やWEB開催のメーデー行事が続いたので、一堂に集まるのは4年振り。参加者も少なく調整したと、実行委員会事務局次長の辻村武臣さんは話した。
始めに主催者を代表して実行委員長の水岡幸司実行委員長が「大企業は満額回答されるなどがあるが、中小は十分な回答が得られない。組合が無い単独の人々、非正規雇用の人々など、連合はあらゆる労働者に支援を忘れない。労働者が一致団結するメーデーの原理を改めて確認する。ウクライナはいまだ解決していない。日本でも北朝鮮のミサイル発射によるJアラートなど、世界平和は武力では解決しない。国々が支え合い、助け合う平和を願う」と挨拶した。
賓挨拶で北川裕之名張市長は「2つの心配がある。1つは、マスクをこれから離すことになるが、自分の心にも長い間マスクをかけてきた。心のマスクを離すことへの心のケアの問題。もう1つは労働組合の運動の問題。3年間、色々な制約があって活動がままならなかったのは事実。しかし何もできなかったことがいつの間にか、何もしないことに繋がって来ないか」と警鐘を鳴らした。続いて北川市長は、県議選で「新政みえ」の森野真治、荊原広樹の2人の当選祝いを述べた後「荊原宏樹くんは私の後継者として、まだ若いが、是非皆さんに育てて頂きますように」と後継指名した。岡本栄伊賀市長は「誰もが働きやすく、希望や豊かさを感じる地域を目指して伊賀市も取り組んで行く」とメッセージを届けた。
大会スローガン「支え合い・助け合う社会をつくり、くらしをまもる!笑顔あふれる未来をめざし、力を合わせ、ともに進もう!」を全員で確認の後、メーデー宣言「支え合い・助け合いの社会をつくって行こう。核兵器の廃絶と恒久平和の実現。平和・人権・環境・労働が守られる、自由で民主的な世界の構築に向け、国際連帯を深めて行こう。持続可能でよりよい世界、誰一人取り残されることのない社会、力を合わせ、共に進もう」を採択し、団結ガンバローを三唱して式典を終了した。