南都銀行が近大高専にウッドベンチ寄贈

南都銀行名張支店（名張市元町）は3月14日、近畿大学工業高等専門学校（名張市春日丘）にウッドベンチ２台を寄贈した。これは同行が受け持つ社債手数料の一部を地域貢献に役立てる「<ナント>ＳＤＧｓ私募債」の取り組みにおいて寄贈を決めたもの。この社債を起こした恒徳化成工業株式会社（同市滝之原）が、次世代を担う地元の若い世代への支援として同校を寄贈先に選定した。
ウッドベンチは幅約１・８㍍で、手摺付きと手摺なしの２台。食堂前の芝生広場に設置され、木製で木のぬくもりを感じ癒される。鉄製で作りは頑丈だ。
平井太一支店長は「恒徳化成さんのような地元の企業と共にＳＤＧｓの推進に向けて、これからも努力していきたい」と挨拶し、恒徳化成工業の森山勝弘社長は「当社は最近成長してきた会社で、地元企業として、学生さんの卒業後の目標となるように頑張りたい」と述べた。村田圭治校長は「ＳＤＧｓの寄贈先に選んでいただきありがたい。当校は地元と連携した実学教育に力をいれており、地元に優れた人材を輩出していきたい」と語った。
※私募債とは企業が特定の金融機関等に引き受けを依頼して発行する社債のこと。