名張市・12歳からワクチン接種可能に
全国的にコロナ感染者の急激な拡大が続いている。8月4日の段階で確認された新規感染者は約1万4千人。緊急事態宣言が発令されている都府県で過去最多を更新した。同日、名張市は記者会見を開いた。 冒頭、亀井利克名張市長から「本市においても感染再拡大の兆候が見られる。特に本市にあっては、今後、大阪・関西由来の感染者が急増していく可能性もあり、予断を許さなない状況である。 これから多くの企業や事業所がお盆休みを迎えるにあたり、旅行や帰省などによる感染拡大地域との往来、そして親戚や友人などとの会食・飲酒の機会が増えると、感染リスクが高まり、本市でも感染が急拡大する可能性もある。医療提供体制が危機的状況に陥る可能性もあり、これだけは何としても避けなければならない。さらに、準備を進めている「三重とこわか国体」の開催可否にも影響が及ぶ可能性もある。 そこで、市民や事業所の皆様に、ご自身やご家族、大切な人の命と暮らしを守るため、感染予防の意識を一段と高めていただき行動いただくようお願いする」と、市民・事業所への感染防止対策徹底を呼びかけた。
ワクチン接種年齢を拡大
続いて同市は、12歳から59歳を対象に、8月11日から年齢別に順次予約を開始すると発表した。それによると、接種券は16歳から59歳(昭和37年4月2日から平成18年4月1日生)の人は、7月12日に郵送されているが、12歳から15歳(平成18年4月2日から平成21年9月6日生)の人には、8月11日に発送する。予約開始は50歳以上(昭和47年4月1日以前生まれ)の人は、8月11日から、40歳以上(昭和57年4月1日以前生まれ)の人は、8月13日から、39歳以下(昭和57年4月2日以降生まれ)の人は8月16日からで、各日とも午前9時以降、インターネットまたは電話で受け付ける。なお、予約は午前・午後の希望で、時間指定はできない。 集団接種は、イオン名張店(名張市・名賀医師会)、旧桔梗が丘中学校(名張市・名賀医師会)、寺田病院(医療法人 寺田病院)、名張市立病院(名張市立病院)の4か所(ファイザー社製ワクチン)で実施する。(カッコ内は運営主体)なお、12歳から18歳(平成15年4月2日から平成21年9月6日生まれ)の人への接種は、副反応等にも対応できるように名張市立病院の土日のみで実施する。また、12歳から15歳の人は、保護者の同伴、予診票には保護者の署名が必要である。
名張市における接種対象者は16歳から59歳が約30800人、12歳から15歳が約2000人。接種は2回行い、予約時に2回目も同時に予約し、原則1回目と同じ会場で、3週間後の同時間帯に接種を受ける。 予約電話は、名張市集団接種予約センター0120-708-567(平日午前9時から午後7時、土日祝日は午後5時まで)、インターネット予約は、市ホームページの予約サイトから、各予約開始日の午前9時から24時間対応で受け付ける。 また、市内15か所のまちの保健室において、集団接種の予約についての支援を行う。 各会場の接種日や予約の流れ等については、8月10日発行の「広報なばり」、市のホームページに掲載する。
伊賀市は個別接種再開
一方、伊賀市においては、8月から9月分の一定量のワクチン確保ができたので、休止していた個別接種の予約を再開した。ただ、集団接種については、7月17日から開始する予定であったが、現時点において(8月5日現在)は国からの供給の見通しが立たないため、当面の間延期する。なお、再開の目途が立てば、市の広報誌やホームページに掲載する