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名張市議会 令和5年3月定例会開会

第409回名張市議会定例会が2月28日開会。北川裕之名張市長が施政方針を発表した。それに先立ち冒頭で、都市整備部営繕住宅室に関わる収賄容疑及び市立病院におけるハラスメント事案、看護専門学校実習時の不適切事案について市民に謝罪し、特に収賄事案については27日に収賄事件調査・再発防止対策委員会を設置し、信頼回復に取り組む覚悟を表明した。
施政方針として1つ目に、感染症の世界的流行、国際情勢の急激な変化や自然災害の発生など社会の在り方や仕組みが大きな転換期を迎えている。その中で想像力を働かせて「持続可能な未来を目指して」行きたい。2つ目に、新総合計画「なばり新時代戦略」に基づき、街づくりに主体的に参加する人をどんどん増やして「語れるまちなばり」を目指し、シティプロモーションキックオフの年にしたい。3つ目「名張らしさをはぐくむ」として、10年後、活力あふれる街が作られ、名張がだいすきな人々であふれる街を目指すために、「産業をおこす」、「若者でにぎわいをおこす」、「地域と多様に関わる人々をおこす」の3つの「おこす」にスポットを当てて取り組みを進める。4つ目に、名張の経済の活性化、雇用創出、若者が定着し、産業で自立する基盤作りを目指し、令和7年開催の大阪・関西万博に向けて「『食と観光』を基軸とした新たな産業基盤の構築に向けて」産業間の垣根を超え、官民連携で取り組みを進める等、以上4つの基本理念を語った。
続いて令和5年度の主要施策の展開について、新総合計画「なばり新時代戦略」に掲げるキーワードを用いた7つの基本施策ごとの説明に入った。
1つ目「はぐくむ」は大事に守って育てる意味で、◎すべての子どもを健やかにはぐくむ◎学校で元気な「ばりっ子」をはぐくむ◎観光産業をはぐくむ◎経済をささえ、はぐくむ等の5施策。2つ目「つなぐ」は、◎地域の保健・医療・福祉をつなぐ◎文化をはぐくみ、次世代につなぐ◎共感を生む情報発信でひと・まち・行政をつなぐ◎持続可能な住民自治を未来につなぐ等の6施策。3つ目「つくる」は、◎多様性を認め合える男女共同参画と多文化共生のまちをつくる◎青少年の健全育成と生涯学習社会をつくる◎農業・農村の新たな価値をつくる等の5施策。4つ目「すすめる」は、◎消防・救急体制の強化を進める◎社会変化に対応した行政改革とデジタル改革を進める◎持続可能な財政運営を進める等の4施策。5つ目「ささえる」は、◎市民の健康をささえる◎地域の医療をささえる◎高齢者の安心した生活をささえる◎障害者の自立と社会参加をささえる等の5施策。6つ目「ととのえる」は、◎生涯スポーツができる環境をととのえる◎活動や憩いの場となる緑地や公園の環境を整える等の4施策。7つ目「まもる」は、◎みんなの人権をまもる◎犯罪や交通事故からまもる◎防災・減災でまちをまもる等の5施策。以上、所信と主要施策について述べ、施政方針とした。
名張市は今定例会に、令和5年度一般会計当初予算292億円始め19議案、令和4年度一般会計補正予算10億3000万円始め9議案を提出した。会期は今月24日までの25日間。2月28日の本会議で提案理由説明と質疑、3月6・7・8日は一般質問。9日、本会議で令和4年度一般会計補正予算の質疑・討論・採決。10日、本会議で令和5年度一般会計の予算質疑、予算特別委員会設置付託。13・14・15日、予算特別委員会。16・17・20日、常任委員会。24日、本会議で令和5年度一般会計予算の質疑・討論・採決。委員会所管分の質疑・討論・採決が行われ閉会の予定。

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