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名張市 中学校給食PFI手法採用 青蓮寺に給食センター建設

名張市は市議会全員協議会で15日、中学校給食の実施に係る民間活力導入可能性調査及び基本計画について、事業手法は民間資本を活用するPFI手法を導入し、給食センターの立地を青蓮寺に決定すると公表した。
事業手法については、民間事業者への意向調査の他、2500食の食数規模に適応する事業手法として、PFI手法(BTO方式)(※1)、DB方式(※2)、DBO方式(※3)、従来手法(※4)を選定し、コスト及びスケジュールを検討し総合的評価を行った。評価については、コンサルタント企業と市において協議しながら、定性的評価(実施に係る諸条件への適正)と定量的評価(コスト面)を踏まえ検討した結果、PFI手法が最も適切と評価した。
給食センターの建設は、第一候補地としていた伊賀南部ストックヤード下のテニスコート及びゲートボール場と決定した。概算事業費は、PFI手法の一般的な事業期間15年に合わせ、設計、建設、運営、維持管理合計で約50・1億円と試算した。
県内で中学校給食を実施していないのは名張市のみで、22年6月に「27年度中に中学校給食を開始する」と表明し、昨年8月に「センター方式で実施」と発表していた。今後は、公表資料の作成、事業者の公募・決定などを進め、給食開始を27年度3学期からと想定している。
※1 PFI手法は、公共施設の設計、建設、維持管理、運営を民間企業の資金やノウハウを利用して行う。
※2 DB方式は、公共施設の設計、建設を一括で発注する方式。
※3 DBO方式は、市が設計、建設、調理と維持管理を含めた運営迄を、一括発注する方式。
※4 従来手法は、市が設計、建設、調理業務を別々に発注する方式。

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