周辺整備も忘れないで!うえのまちまちづくり協が要望書
うえのまちまちづくり協議会(伊賀市)の菊野善久会長らは10月18日、伊賀市役所を訪問し岡本栄市長に「上野丸之内地区周辺整備に係る要望書」を提出した。
伊賀市は「にぎわい忍者回廊整備事業」を進め、忍者体験施設は2025年1月オープンし、旧上野市庁舎は26年4月に図書館及びホテルとして開業の予定となっている。
菊野会長らはこれについて、上記の整備事業ができたとしても、回遊性を高めるため街中の整備をしないと地域の活性化につながらないと考えるので、今回の要望書提出となったと経緯を話し▽忍者体験施設の周辺整備として「飲食店やおもてなし施設の整備」▽防火用水等防災機能をもたせた公園整備「まちなかに水辺のある憩いのあるまちづくり」▽景観に配慮した駐車場の整備、を要望した。
説明を受けた岡本市長は「おっしゃることは大切なこと、思いを同じにして考えていきたい。能登の震災を考えると、上野のまちと輪島を近似性を持って考えてしまう。水源の少ない上野の町中は、防災の機能 からも景観の上からも、親水公園は頑張って推進しなければと思う。景観の面では駐車場に限らず電線の地中化も、時間と金はかかるが将来を見通してやる必要がある。要は住民と行政が声を合わせてやっていくことが必要。思いを共有させていきたい」と応えた。