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国道165号線(中和津道路)整備促進へ

宇陀市・名張市 協議会を設立
宇陀市と名張市は名張市役所で11月25日、両市を通る国道165号線の「重要物流道路」の指定と重点的に整備・機能強化等を国に働きかける「国道165号線(中和津道路)整備促進協議会」を設立したと発表した。両市を結ぶ区間は山間部で、大型車両の対向通過が困難な個所も多い。
「重要物流道路」とは平常時・災害時を問わない安定的な輸送を確保するため指定された路線で機能強化や重点支援をする道路で、災害時の道路復旧を国が行うほか、大型コンテナ車の通行許可申請が不要となる。
国道165号線は、大阪市北区を起点とし、大阪府柏原市、奈良県橿原市、桜井市、宇陀市、名張市を通って津市に至る実延長126・6㌔の国道。桜井市から津市までは、昨年国が示した中部ブロック新広域道路ネットワーク計画で、中和津道路として位置付けされている。
協議会の第1回総会は4日、宇陀市役所で開かれ、会長に金剛一智宇陀市長、副会長に北川裕之名張市長が選任された。
25日の会見で金剛市長は「桜井市までは4車線の中和道路が通っており、そこから名張市方面が問題で、重要物流道路化を要望していきたい」と述べ、北川市長は「高速道路が通っていない名張市にとって重要な道路であり、各機関に申し入れて整備が進むように努力していきたい」と語った。
現在は両市のみであるが、今後は沿線の他の自治体にも参加を呼び掛けるという。

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