外国人のための生活ガイドブック 伊賀市が6か国語で発行
伊賀市は、同市で暮らす外国人が安全に安心して生活するため「伊賀市でくらす外国人のための生活ガイドブック」を7月1日発行した。外国人向けに日常生活に必要な行政サービスや、地域社会のルールを知ってもらうため、生活関連情報を6言語(やさしい日本語、ポルトガル語、ベトナム語、中国語、スペイン語、英語)でまとめたもの。また、日本人住民が外国人とコミュニケーションを取る際にも使用。
内容は「けが・病気」「災害(台風や地震)」「くらし」「保険・年金・介護保険・障がい福祉・税金」「子どもをそだてる」「交通ルール」「そのた」の7項目。発行部数は、やさしい日本語、ポルトガル語、ベトナム語が各250部、中国語、スペイン語、英語が各50部で合計900部。住民課窓口で外国人の転入届時に配布し、多文化共生課及び多文化共生センターに設置する。市ホームページ及び二次元コード付きチラシの配布・設置で周知を図る。
当ガイドブック作成にあたっては、多文化共生推進プラン委員会に専門部会を設け、各担当課職員と共に外国人住民に必要な情報を、日常の窓口相談や外国人住民アンケート結果等を参考にして作成した。県内では伊賀市が初めての取り組みとなる。
伊賀市に居住する外国人が多い順5か国は、ブラジル人1958人、ベトナム人1559人、フィリピン人487人、中国人431人、ペルー人398人で、外国人総数は6003人。数字は5月末現在。