川崎秀人氏激戦制す
名張の支援者に当選報告
10月31日に投開票された衆院選で、三重2区では川崎秀人氏(自民・39)が初当選した。同氏は川崎二郎元厚労相の長男で、父の地盤を引き継いでの当選となった。
当選後の1日、夫人と共に名張市の後援会を訪れ当選報告を行った川崎氏は、前回からの選挙区域変更により、陣営の主たる選挙地盤は鈴鹿地区となり、鈴鹿市に移住し地密な運動を行っていた。
鈴鹿には、労働組合を背景とする7期目のベテラン・中川正春氏が強固な地盤を築いていた。
選挙は水モノといわれるが、大方の予想を裏切り、新人の川崎秀人氏が7期目で大臣経験者であり、連合三重が支援する中川正春氏を制したのである。報告によると、鈴鹿の若者が若い秀人氏を強力に支援したという。
川崎氏は「選挙は初めての経験であり、夢中で運動した。幸い鈴鹿の若い人が支えてくれた。父を支援していた市議らの支援も得て選挙区を回った」と話していた。(文責・辻本進)