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市民に届け!!候補者の声 名張市長選公開討論会開催

第18回名張市長選(4月10日告示、17日投開票)に立候補を表明している元県議の北川裕之氏(63)と元市議の森脇和德氏(48)(50音順)による公開討論会が、24日名張産業振興センターアスピアで開かれた。
名張市青年会議所などで構成する「2022名張市長選挙実行委員会」が主催し、進行役として、日本青年会議所2015年度日本の未来選択委員会委員長を歴任している弁護士の河村直樹氏。コロナ禍のため、事前に申し込みが必要で定員は30人。adsケーブルテレビで同時生中継された。
冒頭、それぞれから自己紹介が行われた。北川氏は「19年にわたって県議会に出させていただいた。そして4年前には名張を変えていきたいという思いで立候補し、その思いは今も変わらない。亀井市長の勇退が決まった時、改めて次の名張のかじ取りをしたいとの思いが強くなった」と話すと、次に立った森脇氏は「4期15年間名張市議として努めてきた。名張の課題や歩みについては一番よくわかっている。先頭に立って課題解決に取り組んで行きたい」と述べて、討論の幕が切って落とされた。
今回の討論会は事前に準備された3つのテーマについて、最初に基本的な考えを話した後、相互に質問や意見を述べる形で進められ、与えられた時間も河村氏がコントロールし、両氏が公平になるように配慮しながら会を進行した。
市の展望
「どんな名張にしていきたいか」について、「福祉の理想郷」づくりの亀井市長の福祉施策については両氏とも評価をしながら、森脇氏は「名張市の財政は脆弱。国・県と連携し、予算を確保。財政が安定し、福祉が充実することにより精神的豊かさを実感できるまちに名張をしていきたい」、北川氏は「名張で仕事がしたいと思えるように産業、とくに観光産業に力を入れたい。2025年の大阪・関西万博、2026年の関西マスターズ大会はビッグチャンス」と持論を展開した。
医療制度
「医療制度」については、北川氏は「市立病院に産科を設置することを目標にまずは婦人科の設置から。医師の確保は市長の最大の使命。県議時代に培った三重大などとのパイプを活用したい」、森脇氏は「伊賀・名張の3病院(上野市民総合・岡波総合・名張市立)で考えていくことが必要。診療科目を特化することも考えられるのでは。『あり方検討員会』や議会の特別委員会、3病院長などの意見を尊重して、検討していくことが重要」
子育て政策
「子育て政策」について、森脇氏は「中学校給食の実現は、要望の最も多いものの一つ。必ず実現したい。また、トイレの100㌫洋式化、放課後児童クラブの拡充の優先順位を高くして、やっていきたい」、北川氏は「名張版ネウボラをバージョンアップしていく。まちの保健室などでの対応は有効だと思うが、更に進んで課題のある家庭に訪問していくアウトリーチ型の支援を行っていく」と述べた。

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