市長選・市議選の行方は
今回、名張市議会議員選挙が名張市長選挙と同日実施になる可能性が高くなってきた。永岡禎市議会議長は、新年の記者会見等で、「全員の賛同を得て、自主解散し、同日選挙に向け、最大限努力する」と明言している。また、議会改革特別委員会での報告によると、地方自治法特例法の規定する「議会の解散の議決は、議員数の4分の3以上の出席で、その5分の4以上の同意が必要」の15人(全議員18人の5分の4)以上の議員が賛成するとしている。また、同日選挙となれば、市長選は4月10日告示、17日投開票が決定(名張市選挙管理委員会発表)していることから、公職選挙法の「議会解散の日から40日以内」の規定から、3月8日以降に自主解散をしなければならない。現時点において3月議会(第401回)は、2月17日開会、3月10日閉会の予定と発表されており、閉会日における名張市議会初の「自主解散」、「市長選との同日選挙」となる公算が極めて高いが、自主解散に全員賛成となるかどうか、注目されるところである。
では、立候補者はというと、現時点では、現職18人の内、森脇議員を除く17人は立候補すると思われる。他には、日本共産党の新人と市民グループで活躍する人物など、3から4人の名前が聞こえてくる。定数20人から18人に定数減となった前回選挙(平成30年8月26日執行、立候補者24人)より、800人ほど有権者が減少している。市長選挙説明会が2月16日(市選挙管理委員会発表)に決定しており、市長選挙まで残り2週間を切っている。(市議会議員選挙の説明会の日程は未定)長く続いた「真夏の決戦」から、「桜花爛漫の戦い」となる今回。コロナ禍の名張に夢と希望の桜の花を咲かせてくれるのはだれか。市長選・市議選から目が離せない。