核兵器廃絶を訴え 国民平和大行進
核兵器廃絶を訴えて全国をリレーする「原水爆禁止国民平和大行進2023」が6月19日、伊賀地域に入り、名張でも行進が行われた。平和大行進は今月8日に和歌山県側から三重県側に引き継がれ、県内を巡ってこの日、伊賀市から名張市に到着。この後は奈良県側に引き継がれ、8月の広島到着を目指す。
名張では、「ノーモア・ヒロシマ」、「ノーモア・ナガサキ」、「ウクライナに平和を!」等々のプラカードや横断幕を手に、日本政府に核兵器禁止条約への署名・批准を求める署名活動への参加を呼び掛けながら、名張市役所を出発。近鉄名張駅などを回り、再び市役所に戻る約3㌔を歩いた。
行進後の集会で、原水爆禁止世界大会三重県実行委員長の西尾比呂也さんは「G7では、核兵器廃絶は『究極の目的』にされてしまったが、世界の国々が核兵器を捨てる決意をすれば、直ぐにでもできる。日本政府が世界に呼び掛けてほしい」と訴えた。原水爆禁止名張市協議会の和田眞由美会長(77)も、「核兵器禁止条約に日本政府が署名、批准をするように、名張市議会が政府に意見書決議をすることを、できれば9月議会に要望したい」と話した。