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特殊詐欺被害未然防止で感謝状

名張警察署(嶋田敏署長)は特殊詐欺被害を未然防止したとして5月20日、南都銀行名張支店と担当従業員に署長感謝状を贈った。
感謝状を受けたのは、同支店長の下川哲也さん(54a)とパート行員の大澤舞さん(42)。2人の話しでは5月1日、来店した被害者(80歳代男性)が「口座を作りたい」と言った為、大澤さんが口座の開設理由を尋ねたところ「SNSで宝くじに当選したので、お金を振り込んでもらうために口座を作りたい」と話した。詐欺被害を疑い上司に報告、警察に通報する等の適切な対応が詐欺被害を未然に防いだ。この功労でこの日の感謝状贈呈となった。
大澤さんは、1日の午後1時頃来店した男性について、お年寄りが新しく口座を開設するのはおかしいと思った。そのうえ「Facebookで大金が当たった」と話したので詐欺を疑ったという。下川支店長も日頃から行員には、お年寄りの口座開設時には何の為の開設かしっかり聞き出し、場合によっては口座開設を断るように指導しているという。
この老人は1億円当たったと思い込んでいるようで、銀行の応接室で警察に来てもらいようやく納得したという。
相変わらずオレオレ詐欺が後を絶たないが、どの例も被害者は、その世界に入り込んでしまって聞く耳を持たない状態になっているという。

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