第2回伊賀市議会定例会開会 当選後初の施政・予算編成方針
伊賀市議会の2月定例月会議が2月25日開会。会期は今月25日までの29日間。一般質問は4~6日の3日間。469億円の当初予算案など議案52件を上程した。稲森稔尚市長は、当選後初めての施政・予算方針を、これまで積み上げられた成果の継承と新たな政策展開で「継承と変革・伊賀の夜明け予算」と位置づけたと説明した。
取り組みについて3つのテーマを挙げ、1つめのテーマ「こどもが育つ、大人も育つ」では「子どもの育ち支援」など14項目を掲げた。その中には、「子どもの権利を保障するための条例制定の検討を進める」と方針を述べた。また「教育環境について」では、児童生徒数の減少が見込まれる中、基本的な方向性を示す「伊賀市学校みらい構想基本計画」の策定に取り組む。「新しい芭蕉翁記念館について」では、昨年の市長選挙での新たな民意を踏まえ、新しい施設が芭蕉翁顕彰を中心に中心市街地活性化に寄与し、子どもや家族連れが親しめ、建設や維持の費用に配慮することで、市民の理解が得られるものであることを期待する、とした。2つめのテーマ「持続可能なまちを未来へ」では「医療について」など21項目の中で「にぎわい忍者回廊PFI事業」の開業に合わせ、地下道の改修整備を行うと述べた。3つめのテーマ「対話からはじまる参加と協働」では「一般廃棄物処理について」など7項目の取り組みを示した。