第82回名張川納涼花火大会
伝統を守る熱い思いでCFにも挑戦
名張川納涼花火大会実行委員会(亀井喜久雄委員長)は、恒例の「第82回名張川納涼花火大会」の規模、内容の詳細を7月2日発表した。
今回のテーマは「~大輪の光に想いを乗せて~」。今回の開催においては、原材料高に伴う花火費、警備費の高騰、開催経費の圧縮、何より市の補助金の打ち切りが大きく、収入源の確保が課題であった。花火大会を待ち望む市民の期待に応えるべく、初めてクラウドファンディング(CF)に挑戦する等、大会運営費の確保に努めた。実行委員会の担当者は「CFを通じて、花火大会に懸ける市民の思いに感動した。伝統ある花火大会が将来にわたって継承されることを願ってテーマを~大輪の光に想いを乗せて~としました」と話した。
昨年復活した愛宕の火祭りは、愛宕神社で祭典を終え花火大会に花を添える形で、川渡神事が行われる。氏子の人々らによる松明の列が、名張川を渡るのを合図にあげられる花火で大会はスタートする。
開催日時は27日、愛宕の火祭りは新町河畔で午後7時30分から、名張川納涼花火大会は新町河畔及び黒田地区で、午後8時から9時頃まで。仕掛け花火、スターマインなど総発数約4000発。
指定観覧席が新町河畔に設けられる(約1500席)。協賛者優待席と有料一般観覧席2種があり、料金は観覧席1席3000円、桟敷席1区画20000円が15区画(1区画は2・7㍍×1・8㍍、大人5人まで可。小学生以下を含めて6人まで可)。有料一般観覧席チケットは8日午前9時から、名張駅前のなばり観光案内所(観覧席と桟敷席)、チケットぴあ(観覧席のみ)で販売する。売上は大会運営経費に充てる。
当日は指定駐車場が朝日公園、名張小学校、名張市役所、及び名張中央公園に設けられる(約1450台)。うち朝日公園と名張小学校を有料駐車場とし、1台1000円を協力金として徴収し、これも大会運営経費に充てられる。駐車場は当日の午後5時30分から開場予定。会場周辺は交通規制が実施され、付近は大変混雑するので、公共交通機関の利用を勧めている。
花火大会翌日午前6時から、会場周辺の清掃、ゴミ収集、分別作業を行う。協力団体やボランティアの参加・協力を募集している。
お問い合わせ先は、名張川納涼花火大会実行委員会事務局0595・63・9148まで。