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素早く的確な救急医療に挑戦 高校生らがメディカルラリー

中学・高校生が緊急通報や心肺蘇生、外傷の応急処置などの的確さやスピードを競う第3回「なばりジュニアメディカルラリー」が9月7日、名張市春日丘7番町の近畿大学工業高等専門学校で催された。市が主催し、市立病院と市消防本部が実務を担当した。
出場したのは名張市の名張高、英心高、近大高専と伊賀市の桜丘高の4校。4人から9人で編成した9チームの39人が、7月から8月にかけて市防災センターなどで催された事前トレーニングに参加し、医師と看護師、救急救命士の指導で救命医療の知識と技術を学んだ。
本番のこの日は大教室で開会行事があり、北川裕之名張市長が「将来、医療の分野で活躍を」と参加者に呼びかけた。つづいて教室でラリーがスタート。交通事故を目撃した、倒れている人を発見したなど、スタッフが再現したシチュエーションにどう素早く適切に対応できるか、チーム単位で競った。
あるチームは、文化祭の準備中に地震が発生、机の下に隠れて安全を確保したあと、毛布を担架にして負傷者を運び、グラウンドに見立てた別の教室でけがの手当てをするという課題を与えられ、お互いに声をかけながらチーム力を発揮していた。

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