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自分の力と未来を信じ 蔵持小学校卒業式

晴天に恵まれた19日、名張市立蔵持小学校(川合哉校長)では卒業式が行われ、27人の6年生が通い慣れた学び舎を巣立っていった。4・5年の在校生62人と保護者らに迎えられ、胸を張って入場した卒業生達は1人1人名前を読み上げられ、川合校長から卒業証書を受け取った。児童はそのまま保護者の前に行き「お父さん、お母さん、ありがとうございました。中学生になっても、勉強にクラブ活動に励みます」と感謝の言葉と宣誓、卒業証書を保護者に渡した。
川合校長は「自分には出来る、自分には能力があると思えば、そのようになる。それを信じて努力を続けることが成功につながる。というのはプロ野球の大谷選手の言葉だが、何事もチャンスと思って諦めずに最後までやり通す。困難な時は出来る事1つ1つを積み重ねる。何事も諦めないで、可能性を信じ、胸を張っていこう」と児童達を激励した。
「別れのことば」では、小学校生活を1年生から振り返った。「1年生!」と声を揃え、「期待を胸にワクワクドキドキの入学式」と1人が話すと「新しい友達がいっぱい出来ました」と別の1人が続け、1年時の出来事が語られた。続いて「2年生!」「コロナが本格的に流行し、学校が休みになりました」。そのスタイルで「6年生!」まで。社会見学、野外学習、田植えと収穫、修学旅行、人権学習等々6年間の数々のエピソードが語られた。
業生が揃って「今、卒業の時」と声を揃えると、在校生が立ち上がり、卒業生の思い出や登下校、班割り、運動会、人権集会など順番に感謝の言葉を語り「私たちが蔵持小学校のリーダーとして、頑張っていきます」と元気に宣言。卒業生は教職員や給食調理員、ボランティア、家族にお礼の言葉を述べ、卒業生全員で「旅立ちの日に」を合唱した。卒業生、在校生一緒に「さようなら」を反復した後、最後に全員で「大空がむかえる朝」を合唱した。セリフの暗記など練習が大変だったろうと思うが、福増尚子教頭は「子ども達は飲み込みが早くて、2~3回の練習で覚えました」と話した。
川合校長は「ほんまにみんな、ええ子やなぁと思います」と笑顔だった。
名張市の小学校は18日10校、19日4校の卒業式が行われ、総勢670人が卒業した。

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