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観光アイデアコンテスト 三重大生・中部電力が提案

名張市の観光振興策を三重大学生らが発表する「~名張市を観光客であふれるまちに~学生アイデアコンテスト in 名張」が10月26日、名張産業振興センター・アスピア(南町)で行われた。三重大と中部電力の産学連携活動として、初の観光振興に向けた取り組みで、三重大人文学部、工学部、生物資源学部、大学院工学研究科で学ぶ6組7人がそれぞれ個性あるプランを発表。
▽滝やアートのライトアップ▽サイクリングとハイキングで外国人を誘客▽もっと身近に竹明かりづくり体験を▽親子でロックバランシングを▽観光地にもサウナビジネスを▽独自の葉書手帳でリピータ客を増やす等々。
審査員は三重大の酒井俊典副学長、中部電力総務・広報・地域共生本部の小池宜弘部長、名張市産業部の山下光彦部長ら6人。実現性があるか、魅力や面白さのあるアイデアか、独自の着想による効果的な方法か、地域経済に波及効果のあるものか、などの視点で審査された。
最優秀賞に選ばれたのは、工学部1年生・加納由唯さんの「竹明かりをもっと身近に!もっと触れよう!竹明かり手づくり体験‼」。赤目滝に向かうバスを長時間待った経験から、近鉄赤目口駅前の「旅のステーション」に、竹の自動販売機を置く。ドリル等を無料で貸し出し、作り方の動画をスマホで見れる様にして、待ち時間に竹明かり作りを楽しめるようにしようという提案。ターゲットは「外国人観光客や家族連れです」と加納さん。
優秀賞に選ばれたのは、工学部1年生・中村つかささんの「親子でロックバランシング~大自然に囲まれて~」。名張川や滝川の河川敷等で、石積みアート(ロックバランシング)を提案した。自然の中で、家族連れや友人同士で、外国人もみんなで自然を満喫しながら、石を積んで遊ぶ体験会や大会を開こうと提案した。
最優秀賞も優秀賞も、分り易く実現性に無理がないのが良い点だと思った。サイクリングも最近中部日本サイクリング連盟による大会が、名張・伊賀の4つのダムを巡るコースで開催されたばかり。やり方によれば可能性があるし、名張川の河川敷に木製のサウナを設置する案などもユニークだと思った。

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