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赤目四十八滝 「幽玄の竹あかり」復活!

11月2日の豪雨で休止していた「赤目渓谷ライトアップ“幽玄の竹あかり”」が16日から再開した。
秋の紅葉シーズンを迎え、10月26日から開催していた“幽玄の竹あかり”が、2日午後からの大雨で渓谷が増水し、大きな被害を受けた。赤目四十八滝渓谷保勝会の玖村健史事務局長、世良仁GM、西浩平さんらの話によると、竹明かりは全部で約1000本あるが、渓谷の中央やその周辺に設置してある竹明かり等は、波のようなデザインの渓谷を長くウエーブする竹ひごに括りつけて連結していた。2日午後見る見るうちに増水する流れの中、連結している竹明かり1つ1つの結束を解くのが間に合わず、両岸など高い位置のもの以外全てが倒され、流され、流れの途中で引っかかった。破損しれたものや分解したものも多く、惨憺たる有様に。下流に流され行方不明のものも、全体の4分の1位になるのではないかとのことだった。
すぐさま上記のメンバーの他、滝入り口近くの「忍法赤目プリン」の川崎智哉さんも加わり、殆ど全てのやり直し作業が始まった。特に苦労したのはウェーブを演出する竹ひごと、全てのLEDの作り直し。10日間程でほぼ修復と設置を終了し、調整も完璧にした。けがの功名で以前より美しくなったと自負しているという。今後のためにも良い経験となったと前向きなコメント。2週間で作業は終了し“幽玄の竹あかり”は見事に復活した。
16日は雨模様だったが17日は好天で、渓谷入山者は1230人あり普段より5割増えた。再び輝きを取り戻した「赤目渓谷ライトアップ“幽玄の竹あかり”」。「今年は紅葉も美しいので、散策を楽しみに来てください」と、作業したメンバーが誘っている。
昨年の紅葉のピークは道路が混み、到達できずに帰った観光客もいた。今年は23・24日にはパーク&ライド方式を取り入れる。観光客は「名張の湯」(名張市希央台)に駐車し、シャトルバスで滝を往復する。駐車料金・シャトルバスの料金は無料。
「赤目渓谷ライトアップ“幽玄の竹あかり”」は、12月1日までは午後5時~8時まで毎日。12月7日~1月5日までは土・日・祝日のみの点灯となっている。お問い合わせ先は、赤目四十八滝渓谷保勝会(0595・63・3004)まで。

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