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赤目観光を支えるボランティア 「旅のステーション」反省会

近鉄赤目口駅前に「ふれあい情報館・旅のステーション」がある。2017(平成25)年11月17日、何年も閉鎖されたままの三重交通バスの切符売り場を、赤目まちづくり委員会(藤村純子会長)が借り受け改装してオープンした。中には赤目四十八滝、赤目周辺の神社仏閣、松明調進、長さ1・5㍍のオオサンショウウオの模型、赤目滝や周辺案内パンフレット類の棚、休憩用の椅子、テーブル、ベンチが揃っていて観光客の休憩所ともなっている。
オープン以来、3月末の滝開き~11月末の土・日・祝日には「赤目旅のステーション散策サポーター」に登録したボランティアの人々が、1人1人交代で午前8時30分~午後4時頃まで常駐し、赤目四十八滝や周辺ハイキングの案内や、困りごとの相談に乗っている。現在メンバーは38人、主に赤目町在住だが、この地域を愛する名張市内の人々も数人参加している。
1月25日、登録メンバー38人中27人が集り「旅のステーション反省会と今後の活動について」ミーティングが行われた。赤目四十八滝の最上部の滝である岩窟滝を越えると、今井林道と合流する「出合い」に出る。ここから林道を進むと香落渓の「落合」に至る道がある。名張行きのバスの停留所があるが、この落合への道が荒れているので、今後は岩窟滝から引き返すように案内する。柏原城跡は史跡に近い形に整備が整ってきた。龍神山の見晴らしが整備の結果良くなった、笹川財団の支援で、赤目夢ひろばに桜の植林が行われた等々、周辺情報の確認が行われた。
決まったことは早く教えて
毎年11月の観光シーズンの超混雑期、赤目渓谷への道は渋滞が激しく、せっかく遠方から来たのに諦めて引き返す観光客が続出。そこで昨年、名張市はパーク&ライド方式を取り入れ、名張の湯(同市希央台)の駐車場から滝入り口までシャトルバス(無料)を往復させる試みをした。しかし、旅のステーションのメンバーは、この情報を知らなかった。知っていれば諦めて帰ろうとする客に伝えられたはず。「市と渓谷保勝会とまちづくり委員会が3者定期協議をして、決まったことを早く我々に伝達すべきだ」と要望する意見が多かった。「散策サポーター」の活動は地味だが、今回その活動を伝えたくてレポートした。

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