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高校進学フェスタ2022in名張 自分に合った学校を見つけよう

名張産業振興センターアスピア(南町)で8月10日、伊賀・名張地域の高校10校が集まり、各校の特色や学校生活について説明する相談会「高校進学フェスタ2022in名張」が開催された。時間は私立校が午前10時から午後4時、県立高が午後1時から4時30分迄で主催は名張市PTA連合会。受験シーズン前から色々な高校を知り、進学の視野を広げて欲しいとの主旨で、伊賀・名張地域在住の小学5年生から中学2年生の児童生徒とその保護者に参加を呼びかけた。
出展したのは、近畿大学工業高等専門学校、桜丘中・高等学校、英心高等学校桔梗が丘校、神村学園高等部伊賀校、愛農学園農業高等学校の5私立校と、名張青峰高等学校、名張高等学校、上野高等学校、伊賀白鳳高等学校、あけぼの学園高等学校の三重県立5校。私立は10時から近大高専のプレゼンテーションが始まり、上記の順に進んで11時40分の愛農学園で終了し、参加者約20人。公立校は午後1時に名張青峰高校からプレゼンテーションが始まり、上記の順に進んで午後2時40分のあけぼの学園で終了し、参加者約100人。私立校は目標の1校だけのプレゼンテーションを聞いて、その学校の説明ブースに行く傾向があるが、公立校は1人で複数校のプレゼンテーションを聞く生徒が多かった。

個性を大切に
各校のプレゼンテーションを視聴して思ったことは、学校が、生徒の個性や状況に積極的に対応しようとしていることだ。偏差値が高いと言われている学校も、進学ばかりでなく個性を活かす学校生活について力を入れている。一方、様々な状況で不登校に至った生徒に合わせて、無理なく学習を取り戻し、前に進めることにウエイトを置く学校もある。学業成績だけでなく、個性に合わせて未来につなぐプレゼンテーションで訴えて、少しでも多くの生徒の興味や関心を得る努力が、昨今の傾向と感じた。
阿山中学2年生女子生徒(14)は、午前中近大高専の説明を受け「もともと理科や数学が好きだが、色々なものを作る授業でわくわくできるのはとても素敵。勉強も大切だけれど実践も大切。目標校の1つにします」と。彼女は午後、複数の公立校の説明を聞き「勉強も大切にしながら、ものつくりの個性も大切にしてくれそうな上野高校も目標にします」と話していた。
桔梗が丘中学2年男子生徒(13)は、「プログラミングを学んでそれを実践するようになりたいので、伊賀白鳳高校の先生の話を聞いてみると、電子機械科で勉強したくなった」阿山中学1年男子生徒(13)は「好きな英語を頑張りたいので、名張青峰高校も目標の1つ」崇高中学2年男子生徒(14)は「先生の話を聞くと、共同生活で、野菜や動物を育てると言うので、愛農学園に興味がある」と話していた。
偏差値ばかりで判断するのでなく、人生の目標を既に思い描いている中学生はもちろん、これからを考える中学生にも大変有意義な催しであった。

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