3年ぶりなばり街道市
第15回なばり街道市が、イオン名張店~サンロード商店街を中心に10月9日開催された。主催は名張地区まちづくり協議会(田畑純也会長)。
メイン会場のイオン名張店の平面駐車場では、田畑会長、北川裕之名張市長の挨拶、名張高校吹奏楽部の演奏に続き、地元のグループ「へっぽこラジオ体操」とご当地キャラクターの「ひやわん体操」のコラボで元気なイベントスタートとなった。周辺には段ボール迷路、手裏剣投げ、射的、ちびっこゲーム、キッチンカー、ちびっこフェイスペインティング等々楽しいコーナーがずらり。
メイン会場イベントでは、フィットネスの成果をボディビル風にステージ上で表現するグループCUSTOM CUP、携帯と双方向のやりとりで謎解きにチャレンジする「ある少女の願いごと」などが多くの観衆や参加者と共に催された。その他、コ・ワーキングスペースFLAT BASEでは、アニメの原画展や放映予定の「忍の一時」と関連する動画を投影していた。
午後からは残念ながら雨模様となったが、予定通り桜花女(おかめ)、Seyate隠、桐ヶ丘どっこいしょ、ええねんによる元気のよい「よさこいソーラン」。工夫を凝らしたコスプレイベント「ごっこ遊び」で会場が盛り上がった。最後に20人近い「伊賀琉真太鼓」で壮大に締めくくられた。
場外ではサンロード商店街までの両側にストリートコンサート、各種ショップやちびっこゲームが並び、さらに商店街に入ると20点ほどの飲食・小売りの出店やワゴンセールが客を迎え、加えて近大高専がエコカーの展示をしていた。商店街の賑わいは隆盛の昔をしのばせるものであった。エリアから離れて「やなせ宿」では、フラダンス、駄菓子コーナー、レストラン喫茶、名張市消防本部啓発ブースなどのイベント。「名張藤堂家邸」では、なばり街道市記念として、名張市立図書館の山口浩司館長が「藤堂四方山話」を講演し、午後には邦楽の公演があった。
これらのイベントは、地域おこし協力隊の長谷川幸太朗さん(35)を中心とした若い世代が企画推進した。長谷川さんは、自らもフィットネスに精進し、2か月半ほどで20㌔減量したという。しかもただ減量しただけでなく、CUSTOM CUPの仲間と共にステージに上り、引き締まった身体を披露していた。企画するだけでなく、共にする仲間への積極的な姿勢がさらにアピールに繋がると感じた。「今回いろんな企画をして、成功したと思う。地域の皆さんからも好評を得ることができた。これから先の企画にきっとつながっていくはず」と感じた手ごたえを語っていた。