4つのダムを巡るサイクリング 中部日本サイクリング大会in名張
三重サイクリング協会は9月23日、「名張市制施行70周年記念、第55回中部日本サイクリング大会2024in名張(三重)」を行うと発表した。中部エリア7県(三重、愛知、石川、岐阜、静岡、富山、福井)合同のサイクリングイベント。同サイクリング協会理事の古谷貴徳さん(写真左)によると、この大会を契機として、①名張に自転車の楽しさ・可能性を広く伝え、興味関心を持つ人を増やす。②中部・関西エリアに対して三重(名張)の存在感を高め、全国発信する。③地域社会、地域経済の活性化を図る。マルシェ開催で店舗紹介、地域活動、特産品アピール。今大会をきっかけに、毎年恒例のイベントとして定着化を図る、としている。前日祭を22日午後5時からアニエス・ガーデン(朝日町)で行う。ゲストにタレントの松島史奈さんと、ユーチューバーのなななさんが招待されている。
大会は9月23日午前8時45分~名張市役所を出発する。コースは、ダムを巡るコースを設定し、自分のレベルに合わせて通過するダムの数を決める。なお、これはレースではなく、エイドステーション(休憩所)が充実したファンライドである。スタートとゴールは名張市役所となる。
1ダム巡りは、ファミリーで達成感を味わうコース。市役所を出発し、青蓮寺ダムを1周する。走行距離15㌔217㍍UP。2ダム巡りは、中級コースで風光明媚な名張を堪能するコース。青蓮寺ダムから比奈知ダムに回り、市役所に戻るコース。走行距離30・7㌔661㍍UP。3ダム巡りは、上級者、忍者コース。青蓮寺、比奈知ダムから伊賀市の川上ダムを巡るコースで走行距離61・6㌔1・347㍍UP。4ダム巡りは、超上級者向きで全てのダム制覇コース。青蓮寺、比奈知、川上に伊賀市の滝川ダムを加えたコースで、走行距離100㌔1500㍍UP。ちなみに参加する自転車の種類は、クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、BMX、ミニベロ、折りたたみ自転車、シティサイクル(ママチャリ)、電動アシスト自転車等々何で走っても構わない。
参加料は1ダムコース・3000円、2ダムコース・5000円、3ダムコース・7000円、4ダムコース・9000円。エイドステーションでは、ぶどう、名張饅頭、赤福その他が振る舞われ、参加者全員に水資源機構よりオリジナル缶バッジが提供される。また、市役所広場では、サイクリングを中心とした市民が楽しめる祭りとして、名張マルシェ、交通安全フェスタ、BMXのデモンストレーションが行われる。
環境実験への取り組みがあり、ヘルメット等に取り付けた二酸化炭素回収機で走行し、走行距離、温度、スピード等による二酸化炭素の回収状況を調査する。冬季に白馬村で同様に実験をしたものとデータの比較等を行うもの。SyncMOFが行うのに協力する。参加予定はサイクリング300人、マルシェ5000人を見込んでいる。
三重サイクリング協会は、自転車を通じて豊かな世界をつくる志を元に、「トップアスリートの育成」「ファンライドの充実」「自転車マナー向上・環境整備」「三重県の経済活性化とブランディング」に寄与し、サイクルツーリズムで三重県全体を活性化させていくことを目標として活動している。
参加者の募集は9月上旬までで、WEB締切りは今月末の予定(先着順)。お問い合わせ先は、三重サイクリング協会(080・1590・2726大山さん)まで。大会申し込みは、案内パンフレットのQRコードで。