「広報なばり」全国コン入選
令和4年全国広報コンクール(日本広報協会主催)において、「広報なばり」が広報紙部門(市の部)で入選した。受賞したのは、令和3年10月号で、7年ぶりとなる。
広報なばり10月号は、「コロナ禍のいまこそ、こころをひとつに」をメインテーマに特集を組み、市民一人一人が「自分ごと」「我が事」として受け止め、行動を起こすきっかけとなるよう約30人の写真入りメッセージボードを紹介、掲載した。県審査で特選となり、全国コンクールに推薦され、今回の入選となった。同部門には62点の出品があり、特選1点、1から3席の3点と入選11点が受賞。
現在、広報なばりはタブロイド版16ページ・月1回の発行で、戸別配布。経費削減のため、モノクロ印刷。市秘書広報室の3人が担当、室長が取りまとめている。
市では、ICTの進展により情報手段の多様化が進む中、広報のあり方を考え、令和3年9月から令和5年8月までの「名張市広報戦略」を策定。今回の「広報なばり(10月号)」はリニューアルした最初のものである。広報活動は広聴活動と一体と捉え、広報紙をホームページ、ソーシャルメディアなどSNSと関連付けて、「伝える」に留まらず「伝わる」を目標として作成することとした。多くの自治体がカラー印刷をする中で、モノクロ印刷は表現に制約はあるが、取材、執筆、編集、SNS動画撮影など、担当者を始め名張市役所全庁職員の知恵と工夫により作り上げている。
秘書広報室の奥保靖史室長(49・写真左から2番目)は「我が事として捉えていると評価され、嬉しい。また、広報紙は記録紙としての一面もある。コロナ禍において名張の人々はこのように考え行動してきた、ということを後世に伝える役目も果たしていきたい」また、同室髙嶋義典広報対話係長(43・写真右)は「これからも力を合わせ、より充実した広報なばりを作っていきたい」と笑顔で話した。