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ばりっ子会議 提言書&募金寄付

名張市は、子ども施策推進のため「名張市子ども条令」に基づき、市内の小中学生が町づくりについて考える子ども会議、通称「ばりっ子会議」を開いている。毎年子どもの権利を考える週間(11月21~27日)には、ゲームや化学実験やカフェを運営するばりっ子モールを開き、2月の末には市への提言書提出をしている。
2月25日、メンバー21人が集まり提言書提出と、募金の受け渡し式を行った。
提言書作り
令和5年度は7回のバリっ子会議を重ね「通学路で危険な場所がないか」をテーマにして意見を交わした。また、みんなで現地調査をした結果、調査で把握した危険な個所2か所を特定し、写真を撮ってポスターにした。そして子どもたちの意見と要望を「提言書」にまとめ、名張市立蔵持小学校5年の中井欄馬君(11)が代表で読み上げ、北川裕之名張市長に手渡した。
提言書を受け取った北川市長は「通学路の危険な個所に皆で行って提言書にまとめてもらいました。早速、市役所で改善策を考えます。皆さんが子供たちの目線で考えて頂いたことは凄く大事なことです。この2か所だけでなく安全に学校に通って頂けるよう、しっかりとやっていきたいと思っています。提言書、しっかり受け取りました」とお礼と約束の挨拶をした。
提言書にある「地獄坂」は急峻で、途中に「急傾斜地崩壊危険・三重県」の看板が立っている。中井君は自分も毎日通っていて「雨の日や雪の日は滑って転びやすいし、実際何人も転んでいる。それに墓場があってちょっと怖い……。百合が丘小学校のレンガ敷きは、凸凹して危ない」と実情を訴えていた。
赤い羽根募金活動
今年度は、毎年まとめている「提言書」の他に、市民に「ばりっ子会議」をアピールするため、10月8日の隠(なばり)街道市に、ブースを出店し「赤い羽根の募金」活動をした。その結果、11、530円の募金が集まった。
提言書提出に続いて、募金の受け渡し式が行われ、名張市立百合が丘小学校4年の西浦菜々さん(10)が代表して、名張市共同募金委員会・古谷久人会長に募金の入った箱を手渡した。西浦さんは「募金活動は楽しかった。募金してくれた人には、輪投げをしてもらったのでそれが楽しかった」と明るく話した。
子どもたちはこの後、3月23日の市制70周年記念の70(ナナマル)フェスタで歌う「ひやわんの歌」の練習をした。

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