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熱心な質問や意見交換 名張市立病院独法化市民説明会

名張市立病院(百合が丘西)の独立行政法人化への市民説明会が、2月22日に子どもセンター(百合が丘)、防災センター(鴻之台)、24日に桔梗が丘市民センター(桔梗が丘)、美旗市民センター(南西原)、27日に名張市民センター(松崎町)の5か所で、計5回開催された。24日の桔梗が丘市民センターでは20数人が集まり、熱心に説明を聞きながら意見や質問をしていた。
名張市立病院は令和5年2月に市立病院在り方検討委員会から「経営形態を地方独立行政法人とすべき」と答申を受けていたことを踏まえ、経営形態の見直しを行った病院の調査をしてきた。9月から募集した「市立病院経営強化プラン(素案)」には市民のパブリックコメントも多く寄せられ、12月策定の「市立病院経営強化プラン」には、令和5年度中に方針決定の旨が明記された。12月には、市議会から地方独立法人への見直しが最適とする中間報告が提出され、北川裕之名張市長は1月12日の市議会全員協議会で、地方独立法人に移行する方針を表明していた。
北川市長は冒頭「医療収支は年々悪化し、人口減少、働き方改革で医師不足の曲面を迎え、市民の健康を守る為に今後どうあるべきか考えてきた。そして経営形態を見直していく事が柔軟に医療を守っていくことに繋がると考え、独法化を判断した。地方独立行政法人は近年になってできた仕組みで、馴染みがなく不安の声も聞いているが、市が設置する法人であり引き続き公共病院であり、担うべき医療や役割をしっかり継続し、財源も市がバックアップしていく。名前も地方独立行政法人名張市立病院である。引き続き市立病院を応援していただきたい」と挨拶した。続いて病院事務局から、現在までの経緯や地方独立行政法人について、現在の病院との制度面の比較、理事長候補についての説明などがあり質疑応答となった。
「独法化すると医療崩壊を起こすとSNSには出ているが、なぜ、医療崩壊を起こす方法をわざわざ選ぶのか」「独法化すれば、なぜ黒字になるのか」「調査した7か所の病院の、状況や数字の説明を」「専門家による病院評価委員会が設置され、病院を評価し市に意見や報告をするのを初めて知った。新たな組織をしっかり作り市役所の中だけで決めるのでなく、市民の意見が入るように考えて欲しい」などの質問や意見が相次いだ。
病院創設時の住民パワーを知る人が「名張には15の地域があり、様々な課題の解決を市と地域が協力してやってきた。27年前、凄い住民パワーで市立病院が出来た。せっかく地域の人が頑張って作ってきた病院であり、地域の人に理解を求めていかないといけないと思う。今の病院改革は地域の人に理解されていない、地域ごとに説明すべきだ。市の広報で市長が独法化にすると言ったから、やっぱり決まったんだ、と思わせるような方法は受け入れられない。病院の問題は大きな問題で、市民を信頼し皆で一緒にやっていく姿勢を、病院だけでなく、今後の色々な問題にこれから見せて欲しい」と切々と話していた。

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