厚生労働大臣表彰受賞 「やまなみの会」耕野一仁さん
名張市身体障害者互助会「やまなみの会」(以下互助会という)の耕野一仁会長(75)が、令和5年度身体障害者等社会参加促進功労者に対する厚生労働大臣表彰を受け、3月19日名張市役所を訪問し北川裕之名張市長に受賞の報告をした。この賞は、身体障害者等の社会参加の促進のため率先して障害者福祉の向上に尽力し、功績が特に顕著であると認められた人に送られるもの。
耕野さんは2010年より互助会の役員を務め、互助会と他団体との文化交流を図るための企画や、名張市スポーツ大会実行委員会への参加等々、社会への周知活動に尽力してきた。2017年からは会長に就任し会員ひとり一人の声を受け止め、新しい発想で互助会を活性化し、障害者(児)の社会参加や社会への周知等に力を注いでいる。福祉に関する市の条例等の整備や制定についても策定委員として参画し、市の障害者福祉の充実発展に功績は顕著だという。
耕野さんは「障害を持っている人と交流し携われる事を、自分個人と障害者の関係だけで終わらずに、社会に向けて動くことが大切」と語り「最近は障害者を理解し優しく接する人が多くなって有難い」と言うと、北川市長が「それは耕野さんのような人々が20年、30年と地道な努力を続けてこられたおかげです」と労った。
耕野さんは名張市青蓮寺の地蔵院住職。互助会の他、ハート自殺防止(迷い・不安・孤独)相談代表、名張市宗教者連帯会(神道系、仏教系、キリスト教系、その他教団)会長、名張ユネスコ協会会長等々を今も務め、弱者に手を差し述べる活動は非常に多岐にわたっている。
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