算数・数学の自由研究 敢闘賞
名張高校2年連続 今年は森長さんが受賞
塩野直道記念第9回「算数・数学の自由研究」作品コンクールにおいて、名張高等学校2年・森長まなかさん(17)が、敢闘賞を受賞した。同校では、昨年度も2名が受賞しており、2年連続の受賞となった。
同コンクールは、一般財団法人理数教育研究所が主催し、日常生活の疑問を、算数・数学を活用して探求・解決する自由研究で、MATH(マス)コンと呼ばれている。
受賞した森長さんは、文化祭に発表をと、夏休みの課題で考えていたが、授業で学んだ「アナモルフォーシス」技法を活用して、三重県章のロゴ・シンボルマークを描写することを思いつき、コンパスや定規を使って作図。マークが正しく見えるようにするための工夫に時間をかけたという。
主催者から表彰状を受け取った森長さんは「光栄です」と驚きの表情を見せるとともに、喜びの笑顔が弾けた。数学科担当の橋本康志教諭は「ゆがんだ画像を円筒のグラスで見た時、正常な形が見えるようになるアナモルフォーシスという技法を活用しての研究であるが、美術専攻の森長さんの日ごろからの気づきと数学の知識や美術の技術を活用した研究であり、素晴らしい」と絶賛していた。
今年は同校から、1年200件、2年160件、全国では、1万7429件の応募があった。
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