コロナ感染者急拡大

三重県は新型コロナウイルス感染者が急拡大しているのを受け21日、「感染防止行動徹底アラート」を発動し、県民に協力を呼びかけている。県内の新規感染者が、２、２７９人と過去最大となり、入院を必要な人も増加、病床使用率が40㌫に迫っている。また、伊賀市・名張市においても、同じく感染者は急増しており、医療機関への負担が増大している。これは、ウイルスがＢＡ・２から感染力が強く、潜伏期間が短い変異ウイルスＢＡ・５に置き換わったことが主な原因とされている。
国は、現時点では経済を回すことを優先し、今までのように行動制限をしない方針であるため、コロナ感染を防ぐために、一人ひとりが感染防止のための基本的な対策である３密（密閉・密集・密接）を防ぐとともに、手指消毒・換気に心がけるなどの行動をとることが求められる。また、マスク着用については、屋外で２㍍以上の距離が保てる所や屋内でもほとんど会話をしない場合は、着用の必要はなし。屋外でも距離が保てない所や、屋内で会話をしたり距離が保てない場合は、マスクの着用を推奨するとしている。
更に熱中症を防ぐために、こまめに水分の補給を行ったり、適切に冷房を活用するとともに、状況に応じてマスクを外すことを求めている。ワクチン接種に関しては、ＢＡ・５にも有効であり、後遺症の軽減が期待できると言われている。
なお、３回目のワクチン接種率は、名張市64・７㌫（22日時点）、伊賀市63・４㌫（18日時点）、三重県63・２㌫となっている。