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シティプロモーションを次のステップへ 名張市長新春記者会見

市制施行70周年 3月に記念行事
北川裕之名張市長は1月5日の新春記者会見の冒頭で、能登半島地震の犠牲者、避難所で暮らす人々に「心からお見舞いを申し上げたい」と話し、市立病院のDMAT(災害派遣医療チーム)が石川県に出発したことや、建物応急危険判定士の派遣、被災者が公的支援を受けるための罹災証明の発行事務の支援者を、早ければ次週から派遣すると語り「緊急消防援助隊等も準備中であるが、現地が対応できていない状況なので、県の関係機関の要請に従って対応する」と話した。
年頭の所感として、昨年3月に総合計画「なばり新時代戦略」を策定し、「変化をおこし活力あふれ みんなでつくる 大好きな街 なばり」の実現に向けて重点プロジェクトをスタートさせた。最大のミッションとして掲げた「新しい観光産業を起こす」や「市民参画によるシティプロモーション」の取り組みについては、次に進むべき方向性を見出すことができた。「市制施行70周年を迎え、3月23日には記念行事を行う。多くの市民の参加により喜びを分かち合いたい」と語った。
令和6年の主な取り組みとして▽「市民参画によるシティプロモーションの展開」として、シティプロモーション専用サイトの運用を3月末から開始。「広報なばり」を4月からリニューアルし、4色のカラー化▽「公式LINEによる情報発信の充実」として1月29日からLINEの運用を開始(主な機能は、子育て情報、ごみの分別・収集、災害時の情報、市外向け観光情報等々)▽「市立病院の経営改革」について「市立病院の在り方検討委員会」からの答申や、議会の「市立病院経営改革特別委員会」からの中間報告、市民説明会や経営強化プランに係る市民からのパブリックコメント、また内部調査等の検討結果を踏まえ、市立病院の今後の経営形態の方向性について、12日の議会全員協議会で方向性を示すとした。なお、在り方検討委員会の答申も議会中間報告も「地方独立行政法人化」を推薦している▽「収賄事件再発防止に向けた取り組み」として、元職員による収賄事件に係る確実な再発防止対策を確実なものにするため、1月末に倫理規定の改正とガイドラインの策定をする。令和6年度から、予算執行を含め営繕工事を担当し、チェック体制を強化した「公共施設マネジメント室」を設置し、電子入札制度の導入に向けた準備をする▽「観光誘客と消費拡大の様々な取り組み」として「なばりEXPOチャレンジ」を推進し、同市産業活性化推進協議会(ナウダツ)と連携した観光商品、土産物づくりへの事業者支援等、様々な取り組みについて言及▽「市制70周年記念式典及び主な関連行事」の一環として、県から無形民俗文化財の指定を受けている「伊賀一ノ井松明調進行事」の赤目一ノ井極楽寺から、奈良東大寺二月堂に松明を運ぶ伝統行事に、近畿日本鉄道が協力し3月12日、赤目口駅から近鉄奈良駅まで臨時列車を運行し松明を運び、観光開発につながる取り組みとする。通年運用は検討中、等々が挙げられた。

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