交通安全啓発DVD アドバンスコープが寄贈
アドバンスコープ(以下ads)は「広げよう交通安全の輪」の一環として、名張市のご当地キャラクターひやわんが交通安全を呼び掛けるDVD「ひやわん師匠と交通安全~四の巻~」70枚を4月2日、名張市教育委員会に寄贈した。名張市の小・中学校19校と15の地区センターなどに配置、交通安全教育に使用される。毎年1巻ずつ発行されており、今年で4年目4巻目。
DVDはadsの交通安全啓発に協賛する企業5社と、名張地区まちづくり協議会「隠(なばり)ひやわん倶楽部」の協力で制作。約30分の内容で「自転車の交通安全をしっかり学ぼう」という内容。わたる君と、あゆみちゃんの兄妹が、自転車に乗る時のルールや道路のどこを走るのか、交差点を渡る時はどうするかなど、クイズ形式で学んでいくもの。
この日は、ひやわんの他に、わたる君役の今出奏太君(北中2・13)とあゆみちゃん役の大園千遥さん(美旗小5・10)も同席。西山嘉一教育長は「ひやわん師匠が自転車の乗り方について、分かりやすくクイズ形式で教えてくれる。わたる君とあゆみちゃんが、仲の良い兄妹を演じている。今年名張市では1年生が540人入学。大切な教育の材料にさせてもらう」と礼を述べた。
今出君は小学6年の秋、信号機のない横断歩道を自転車で渡っている時に乗用車にはねられた。しかしヘルメットを被っていたので、大したけがはなくて済んだ実体験から「ちゃんとヘルメットを被って、横断歩道ではしっかり左右を見ること。自分と同じことを繰り返さないように」と言い、大園さんは「このDVDを見た子どもたちがルールを守って、安全に楽しく過ごしてくれたらいいな」と話した。その後、隠ひやわん倶楽部の豊岡千代子さんが、ひやわんが「自分らで自分の命は守らなあかんよ。ひやわんはずっと見守っているよ」と言っていると代弁をした。