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今年はCF導入 名張川納涼花火大会

名張市恒例「第82回名張川納涼花火大会」の実行委員会事務局は、今年の大会は7月27日に仕掛け花火・スターマインなど、前年並みの約4000発を予定しているが、今年はクラウドファンディングを導入して行うと発表。開催費用は、1850万円は必要と見込んでいるが、市は財政難を理由に補助金200万円を打ち切った。本大会は市の最大集客イベントであることから、この先も大会を続けるために運営資金の確保が必要で、今回のCF導入もその一環。物価高で会場費や諸費用が膨らむ中、実行委員会はCFへの市民の支援を呼び掛けている。
CFの募集はサイト「うぶごえ」で6月29日まで行う。目標金額は、前年度の市の補助金と同額の200万円。寄付金の全額を今年度の花火大会の運営に活用する。また、目標金額に至らなくても、花火大会は実行し返礼品は届けるという。
返礼品の例として、プロポーズ限定特別セットは20万円。駐車場1台付きペア指定観覧席とプロポーズの時間を確保し、大きな花火か、多数の小型の花火にするか、BGMは何にするか等々相談に応じてくれる。これに来年度の駐車場付きペア観覧券も付いている。他に、打ち上げ場所見学ツアー(有料観覧席付き)は3万円で、花火師が開会前に打ち上げ場所を案内してくれる。花火打ち上げカウントダウンセット(駐車場1台、ペア指定観覧席付き)3万円や駐車場1台付ペア指定観覧席(11000円)、観覧席(5000円)は有料観覧席発売前なので、早く席を確保できるメリットがある。また、指定観覧席は付いていないが実際に打ち上げる花火玉から火薬を抜いた貯金箱(5000円・写真)もある。
また、CFとは別に「メッセージ花火」を募集している。誕生日やプロポーズ、個人への追悼など、大切な人へのメッセージを会場のスピーカーからアナウンスしてから花火を打ち上げる。費用や詳細は、大会ホームページで。
名張川納涼花火大会は、昭和5(1930)年11月の参宮急行電鉄(現近鉄)の開通を記念して翌年(1931年)より始まった。太平洋戦争中の中断や、コロナ禍中の短時間サプライズ花火を経て令和4(2022)年より復活し、今年で82回目を迎える。昨年(23年)は会場周辺で8500人、市内近郊で6万人が観覧したという。
パソコンや携帯で「第82回名張川納涼花火大会」で検索すれば、大会の全般やCF、メッセージ花火の詳細等や申し込み方法、応募状況などを知ることができる。

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