名張市補正予算案 ８億５１００万円増額

坂の下橋改修・子育て応援などに
名張市は８月29日、８億５１００万円増額する一般会計補正予算を発表した。５日から始まる市議会９月定例議会に提出する。
一般会計補正予算案には、６月の台風２号接近に伴う集中豪雨で被災した安部田地内の「坂の下橋」と、東町の市道の法面の復旧経費２６００万円。庁舎の自家発電の稼働時間を現在の２倍の24時間にする燃料タンク拡張費７９５０万円。小中学校の校務用パソコン購入費として５７３万円などを計上した。
県が「みえ子ども・子育て応援総合補助金事業」として施策費用の２分の１を補助する市独自の事業に１７９０万円を計上した。妊婦同士の繋がりをつくる調理実習やマタニティヨガ等。妊婦と地域のつながりをつくる子育てサロン参加のきっかけつくりに贈る紙おむつ。助産婦によるＬＩＮＥ相談。乳幼児を持つ親に贈る絵本。親子の触れ合いを生むスポーツイベント。子育てを支える「活動人口」増を目指し、名張のブランドイメージを生かしたウエブサイトの構築。予防接種法に基づかない事情のある人への、おたふくかぜ予防接種への助成、等が盛り込まれている。
また、前年度決算剰余金３億７３５３万円については、介護給付費準備基金や財政調整基金に積み立てる。
市議会９月定例議会の会期は５日から28日迄の24日間。11～13日が一般質問、14日が補正予算質疑、15日が決算質疑、19・20日が決算特別委員会、21・22日と25日が常任委員会、28日が本会議（採決）となっている。提出議案は補正予算７件、決算認定10件、条例議案４件、一般議案３件、合計24件。