名張市議会が提言書・市立病院経営見直しなど
名張市議会は30日、市立病院の経営に関する提言書を亀井利克名張市長に手渡した。提言は同議会の全員協議会政策調査部会がまとめたもので、内容は地域の医療機関との連携強化▽産婦人科の開設▽民間活力の積極的な導入などである。
産婦人科の開設は、安心して子どもを産み育てるために必要である。開設に向けては名賀医師会などの関係機関との調整が必要である。民間活力の積極的な導入は伊賀地域全体の医療構想を踏まえた医療提供体制の検討、並びに病院経営の効率化や意思決定の迅速化を図るため、指定管理者制度を含め、民間活力を積極的に導入するなど経営形態の抜本的な見直しも進められたい、としている。
亀井市長は「提言を真摯に受け止め、検討委員会をつくりたい。時期については9月定例議会で答弁する」などと回答した。(文責・辻本進)