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「令和の学校」ってどんな学校 No21 伊賀市立友生小学校

今年の夏休みは例年とはずいぶん違った。オリンピックやパラリンピックの開催で幾分楽しさや感動もあったが、コロナ感染拡大により生活が大きく変化した。子どもたちも夏休み中のプールが無くなったり、家族旅行や帰省などができなかったりで寂しい思いをしただろう。8月30日から2学期が始まる伊賀市内の小学校では、当初9月1週目は給食なしで下校、第2週目から給食を食べてから下校と決めていた。しかし、コロナ感染者の急増による三重県への「緊急事態宣言」発出を受け、第2週まで給食なしで下校。午後はプリントやオンライン授業と変更された。伊賀市教委も苦渋の決断だと思うが、現状を鑑みれば懸命な判断だと思う。例年とは大きく異なる学校の様子も知りたいと、新学期を目前にして忙しくされている友生小学校林﨑勉校長を訪ねた。
―新学期を前に準備が大変では。
第2週まで給食なしで下校となった。午後は子どもたちの学びを保障したいと考え、オンラインでの授業を予定している。初めての経験ではあるが、今日も先生が皆出勤して、パソコンの操作や授業内容、また教材の準備などをしている。子どもたちはタブレットを家庭に持ち帰り、それを使って学びを続けていく。市の方から、家でもタブレットが使えるように環境整備について配慮していただくことになっている。ありがたい。今後もいろいろと課題が出てくると思うが、教職員が一丸となってがんばっていきたい。
―ところで教員経験は伊賀市内か。
神戸小学校が振り出しで3年間お世話になった。その後依那古小7年、府中小4年、上野東小9年と伊賀市内の小学校で勤務させていただいた。それぞれの学校で多くの子どもたち、保護者、地域の人、そして先輩同僚の先生方と出会い、いろいろな経験をし、たくさんのことを学ばせていただいた。今振り返ると懐かしさと感謝である。
―その後は伊賀市教委で勤務されたとか。
命を受けた時、驚きがあり、市教委での勤務当初は分からないことばかりであった。7年間勤務させていただいたが、授業の大切さを実感したし、先生方に期待もした。市内の学校への指示や指導、お願いなど、市教委の立場も理解できた。その後校長として阿山小、そして今年友生小に来させていただき、学校の考えや現状を市教委に伝えることの大切さも実感している。コロナ禍の現状も、市教委と学校が連携し、絶えず「子どものため」を頭において、乗り切っていかなければならない……

続きは9月4日号の伊和新聞に掲載しています。
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