名張市議会議員選挙は来春市長選と同日選挙
67年続く特例措置に終止符か
名張市の選挙は4月に市長選挙、8月に市議会議員選挙という日程が合併以来続いてきたが、議会内で市長選挙と市議会選挙を同日選で行う意見がまとまっている。名張市の市長選挙と議会議員選挙のずれは昭和の大合併に起因する。1954(昭和29)年3月、名賀郡名張町・滝川村・箕曲村・国津村が合併して名張町が発足した。第1期(昭和29年3月〜同8月)議員の任期は特例で(同年8月30日)までだった。当時の議員は従来の名張町会議員、合併前の村議会議員が新市の議員になったもので議員数は合計72人だった。
特例による任期は8月で終了し、新たに選挙を行った。そのため、名張市議会議員選挙は熱い夏に運動し任期は9月からになっている。
今回、来年4月に市長選挙との同一選挙になるのは議員が同意したからである。名張市議会から出されている資料によると、公明党、清風クラブ、心風会、喜動が賛成している。自由クラブは統一意見を出していない。
なお、同議案は来年3月の議会で正式議決する見通しである。
賛成の会派名と所属議員名は次の通り
公明党=吉住美智子、富田真由美、細矢一宏、阪本忠幸
清風クラブ=森岡秀之、福田博行、常俊朋子、坂本直司
風会=幸松孝太郎、永岡禎、荊原広樹
喜動=川合滋、足立淑絵
無会派=三原淳子、森脇和德
(文責・辻本進)