名張市議会 ９月定例議会始まる

名張市は9月５日、令和５年度９月定例議会の初日を迎え、北川裕之名張市長は冒頭「先般の台風７号においては、大変長い時間停電の事態が生じた。各地域においては、住民同士の助け合いなどで互助・公助が根付いているのを感じた。敬意と感謝を申し上げる。一方、長時間の停電などで問題点がはっきりした。今後課題を一つ一つ検討し、対策に役立てたい」と挨拶した。議会は８億５１００万円の補正予算をはじめとする予算案、条例案、その他議案の審議に入った。

亀井前市長を名誉市民に
この日「名張市名誉市民の推薦について」とする議案があり、前名張市長の亀井利克さん（71・西原町）を「名誉市民」に推薦するもので、既に市議会全員協議会で「５期20年にわたり行財政改革や地域共生社会実現に向けた取り組みなどを着実に実行し、市の発展と福祉増進に寄与」など推薦理由が説明されていた。この日は柏元三議員による「多様な市民の考え方を一つに向けた」等の賛成演説があり、起立による採決が行われ、全員起立で可決成立した。
名張市名誉市民にはこれまでに、高北農機製作所（現・タカキタ）創業者の高北新治郎さん、初代市長の北田藤太郎さん、２代目市長の永岡茂之さんの３人に贈られている。