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フィリピンでトップセールス 北川名張市長・初の海外出張

北川裕之名張市長は8月29日の記者会見で、30日から9月2日までフィリピンを訪問し、観光誘客に向けたトップセールスを行うと発表した。同市長の海外訪問は初めて。
三重・奈良の県境6市町村(名張市、奈良県宇陀市、同曽爾村、同山添村、同御杖村、同東吉野村)でつくる「東奈良名張ツーリズム・マーケティング(ENN)」は2019年に初めてフィリピンのエージェントをファムトリップに招いてから、観光誘客に向けた協力関係を築いてきた。今年2月には「ジャパンフェスタ IN フィリピン」に出展し、フィリピンの大学とも繋がりができた。観光客誘致を目指し、さらにこの繋がりを強固なものにするため、今回のトップセールスとなった。
一行は、北川市長と山添村村長、職員2人、地域おこし協力隊員1人、マーケティング事業推進員及び関係者ら合計8人。30日と2日は移動日で、31日はマニラ郊外のラスピニャス市にあるパーペチュアル・ヘルプ大学を訪れ、現在関東方面に行われている教育旅行を、三重・奈良を含む関西方面に誘致する。また同大学は、名張市と連携している近畿大学・追手門学院大学と協定を締結しているので、各大学の連携強化について意見交換し、留学生の訪問を促す。その後、ラスピニャス市長、日本政府観光局マニラ事務所長、フィリピン日本人商工会議所副会頭らを訪れ意見交換をする。1日は、パサイ市で開かれている「2023年フィリピン・トラベルマート」を訪問。ここにはENNも出展しており、出展者(フィリピンの旅行関連企業)及び来場者に向けて、観光や物産のトップセールスを行う。次に、フィリピンツアーオペレーターズ協会会長らと面談し、ENNの知名度の向上と、誘客のための情報交換及びセールスをする。
なぜフィリピンか
フィリピンは人口1億人を超え、平均年齢が20歳代。中間所得層が伸びている有望な旅行市場。食のタブーも少なく、東南アジアで最も日本に近く、親日的でもある。ENNのフェイスブックのフォロワーは約3万人で、その44・8㌫13、280人が同国人であり、注目度が高いと判断した。
北川市長は「フィリピンは大きな市場であり、25年の大阪関西万博を控えたタイミングで、日本に行くのであれば是非ENNにと、勧めてきたい」と抱負を述べた。

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