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通年議会の定着・活用に向けて 名張市議長新春記者会見

名張市議会の細矢一宏議長は1月5日、新春記者会見を開き「昨年導入の通年議会の、より一層の定着・活用が図られるよう、議会改革に取り組む」と話した。それには3つの重点要素があり、1番目に、「議会の活性化」。「通年議会」を定着させるために改革を進める。重要案件や長期的課題について綿密に調査や議論が行えるよう、議会の運営や体制を検討する。このための課題は、現在、議長・副議長・委員会の任期は1年であるが、1年の任期で解決するのは無理な面があり、検討を図っている。また3月議会で「予算」、9月議会で「決算」の検討をしているが、短期間で検討できるのか?通年議会の特性を生かして、年間を通して検討できるように取り組みたい。これが次のステップで、今年の漢字に「躍」を使った意味がある。また議会と議員の権能を理解し、議事機関の役割を果たすべく、議員の資質向上に努める。
2番目に「開かれた議会の推進」。昨年は、常任委員会を中心に議会まちカフェなど、「いずる議会」を行うことができた。今年は28日に全市民を対象とした「議会報告会・懇談会を行う。市民の声を施策に反映するため、広聴広報機能の強化に努める。
3番目に「市政のチェック」。令和5年度をもって都市振興税が廃止される中、持続可能な行財政運営を進め、議会としての役割を果たすために、とくに次の5項目については注視する。①市立病院の経営改革②中学校給食の推進③ごみ処理の計画④人口減少下における人材確保⑤公共インフラの維持管理と事業計画。
最後に「市議会は、市民にとって一番身近な議事機関である。市民の信頼を得られるよう引き続き改革を進める」と締めくくった。

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