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令和5年10月伊賀市定例記者会見

岡本栄伊賀市長は2日、定例記者会見で「移住・事業の強化」について、3つの施策を発表した。1つ目は、伊賀市のPR促進のためオリジナルノベルティを作成。商品名は「イガチュウ」で、森永ハイチュウをオリジナルパッケージデザインにしたもの。「いがグリオ」や忍者、鬼行列などを取り入れSNS映えするポップなデザイン。見栄えや面白さに加え非売品という付加価値を付け加えることで伊賀市を広く周知し、関心をもってもらうことが期待できる。10月、11月に大阪と東京で開催するイベントに使用する。2つ目は、移住ポータルサイト「iga–style」のリニューアル。ポイントは情報検索がしやすくなったことで、空き家バンクや子育て支援サイト、伊賀市移住交流Face bookやinstagramへダイレクトに移動できるようになった。ロゴマークを元気なビタミンカラーに一新し、全体的に雰囲気を明るくした。3つ目は、移住セミナー「古民家再生のプロと行く!古民家めぐりIN伊賀」の開催。日時は11月19日午前9時~午後4時で、募集期間は12~31日、応募方法はチラシ等に記載のQRコードから。概要は空き家バンクに登録している古民家を3軒訪問し、古民家再生のプロが空き家購入のポイントをレクチャー。周知方法は移住ポータルサイト「iga–style」に掲載、SNSへ投稿、都市部でのイベントでなど。担当連絡先は、企画振興部地域創生課移住定住係(電話0595・22・9680)。
次に「市内3か所の郵便局で行政窓口サービスを開始」すると発表。行政窓口までの距離が遠く、コンビニがない地域の利便性を向上させるため、2日から古山郵便局(古山界外)、阿波郵便局(猿野)、矢持郵便局(腰山)の3郵便局で、証明書発行や転出届等の受付など、行政窓口業務の取り扱いを開始した。担当連絡先は、デジタル自治推進局(電話0595・22・9622)。
四十九駅で片道無料キャンペーン
続いて「公共交通機関利用促進事業の実施」について発表。市内の公共交通は自家用車への依存、少子化、人口減少などにより年々減少している。また新型コロナウイルス感染症の影響もあり厳しい状況となっている。しかし移動手段を持たない高齢者や、学生には欠かせないものである。従って公共民営化により、伊賀市が運営に関わっている伊賀鉄道伊賀線、さらに、JR関西本線、近鉄大阪線、市内の路線バスや行政バスの存続のためには、市民・企業・行政が一丸となって利用促進を進める必要がある。また、車内の抗菌処理や非接触型決済など、感染拡大防止のための対策をした「新しい生活様式」による公共交通利用についての周知啓発の目的もある。このため、チラシや啓発物品の配布や啓発ポスターの掲示、行政番組「ウイークリー伊賀市」、市ホームページ、市Facebookによる啓発。市職員による率先した公共交通利用を行うなどの啓発活動を行う。なお期間中、伊賀鉄道四十九駅では、10、11、12月の4日と19日は片道無料キャンペーンを行う。この日に、市役所と無印良品(イオンタウン伊賀上野)で配布する利用券を使って片道無料で利用できる。担当連絡先は、伊賀鉄道総務企画課(電話0595・21・0863)又は、伊賀市役所交通政策課(電話0595・22・9663)。  次に「令和5年度伊賀市総合防災訓練の開催」について。今回は中瀬地域総合防災訓練との合同開催とする。住民の防災意識の向上と災害対応力を養い、伊賀市だけでなく他の機関と連携することで自助・公助の強化を図る。日時は11月5日午前9時30分~11時45分で、会場は伊賀市立中瀬小学校、参加見込み人数は約300人。過去最大クラスの南海トラフ地震が発生し、中瀬地域を含む伊賀市内の大部分で、震度5強を観測した地震災害を想定した訓練を実施する。主催者は伊賀市と中瀬地域住民自治協議会。担当連絡先は、防災危機対策局(電話0595・22・9640)
続いて「全国地域安全運動及び高齢者の特殊詐欺被害の防止」について発表。防犯活動をして安全な地域社会の実現を目指す「全国地域安全運動」の実施に伴い、伊賀市では11日午前10時から、ゆめが丘のSUPER CENTER PLANT伊賀店駐車場で、運動の出動式が行われる。運動の重点テーマは、子どもと女性の犯罪被害防止、特殊詐欺の被害防止(全国テーマ)、自転車の盗難被害防止(三重県テーマ)、侵入盗の被害防止(伊賀警察署テーマ)。中でも特殊詐欺については、高齢者のための被害防止教室が開催される。日時は12月8日午後2時から、場所はハイトピア伊賀5階多目的大研修室。申し込みは30日締め切りで、定員は先着100人。参加者全員に簡易型警告・自動通話型録音機「録音チュー」(電話を掛けると「振り込め詐欺防止のため、通話内容を録音します」が再生され、会話内容を録音する)がプレゼントされる。担当連絡先は、住民課生活安全係(電話0595・22・9638)まで。
次に「『GIFT』(次世代リーダー育成プログラム)の実施」について。市職員と民間企業の社員が一緒にチームを組み、解決案を創出するもの。市の職員研修の一環であり、中長期的な課題解決を目指すプログラムで、9月下旬から約3か月間、市の課題をテーマに解決に向けた政策を企画し、市長・副市長に政策提案を行う。テーマは①20世紀遺産など調和のとれた街並みを後世に引き継ぐために②自主自立した地域づくりや地域の課題解決につながる住民自治推進に向けて③働き方改革で子育て世帯にやさしい環境づくりで、参加者は市職員6人と民間企業社員16人。職員研修の一環として民間企業と連携して実施するのは、三重県では伊賀市のみ。
芭蕉祭
続いて「令和5年度(第77回)芭蕉祭の開催」について発表。俳聖松尾芭蕉の命日である10月12日を中心に77回目となる芭蕉祭を開催する。
松尾芭蕉顕彰事業の一環として、その遺徳を偲び業績を称え、市民の間に俳句をより一層浸透させ、普及を図るとともに芭蕉翁の生誕地伊賀市を全国にPRする目的。時間は墓前式典が8時30分~、式典は9時25分~11時頃。場所は愛染院故郷塚―忍者市駅前芭蕉像―旧上野市庁舎前文学碑―上野公園俳聖殿前。
主催者は伊賀市・公益財団法人芭蕉翁顕彰会の共催。関連事業としてハイトピア伊賀と市庁舎でポスター原画展、芭蕉祭短冊展。また芭蕉祭俳句列車として伊賀鉄道忍者列車の車両に芭蕉祭ポスター原画(プリント)の入賞作品36点と献詠俳句児童生徒の部の特選句を展示する。
岡本市長「能の聖地アピールしたい」
会見の最後に記者の質問に答えた市長は「あと1年1か月ほどの任期であるが、しっかりと課題を完成させ、着手しているものは着実に進め、更なる課題は、しっかりと頭出しをしていく。いつも通りやっていく。新たな提案としては、南海トラフ地震への防災対応、歴史的景観の再現などがある。芭蕉のふるさと、忍者文化の聖地、観阿弥生誕の地ということで能の聖地にもしたい。薪能もバージョンアップしたい。興福寺、平安神宮、鎌倉の薪能等が有名であるが、上野城と中秋の名月を背景にした薪能は、それらに勝るとも劣らないロケーションである。さらにグレードの高いものにするために、人間国宝による演能、狂言で、世界に発信するイベントにする。費用が掛かるが、産業界の協力を得て、世界に羽ばたく伊賀の企業と伊賀市が手を携えて、能の聖地、観阿弥生誕の地を世界にアピールしたい」と語った。
能楽の振興については、名張市も力を入れているところだが、世界に誇れる日本の文化でもあり、ぜひ両市の協力が望まれる。

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