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特選67点、入選842点を発表 令和5年度 芭蕉翁献詠俳句

俳聖松尾芭蕉の命日に、その遺徳を偲ぶ「第77回芭蕉祭」が開かれるのを前に10月5日、伊賀市と芭蕉翁顕彰会は「芭蕉献詠俳句」の特選句67点、入選した句842点を発表した。特選句は、12日に俳聖殿前で開かれた芭蕉祭式典で、披露され表彰された。
投句は、全国と海外から3万5371句あったが、昨年より414点少なかった。部門別では、一般の部が7263句で前年比1445句減った。顕彰会では、例年17人の選者が2人亡くなり、1人辞退したため14人となった。選者別に応募するため、影響があったのではと考え、来年からは17人に戻す方針でいるという。テーマの部は1613句で前年より213句減じたが、テーマの「和」が「意外と俳句にし難かったのでは?」と講評。児童生徒の部は2万3763句で、前年より2132句増えた。顕著なのは、伊賀市の上野高校が、前年の25句から459句に増え、伊賀白鳳高校が392句から432句に増え、あけぼの高校が16句投句するなど、伊賀市の県立高校の投句増加が目立った。また、福岡県の古賀市立古賀東中学(俳句指導・濱田麻子先生)から投句が285句あり、特選2句、入選29句を果たしていて「地方の中学生の作品が非常に優秀」との講評を引き出している。英語の部は日本を含む15か国から773句で、前年より917句減った。昨年多かったインド、スリランカ、ブルガリア、ドイツなどからの投句が無かった。連句は132巻で、前年より22巻減った。芭蕉さんに宛てた絵手紙は1021点で前年より102点増えた。
また学校全体で俳句づくりに取り組み、その成績が優秀と認められる「三重県知事賞」に、伊賀市立柘植小学校と、同上野南中学校が選ばれた。
俳文学に関わる著作の中から優秀論文に送る、今年度の文部科学大臣賞は「蝶夢全集 続」(編著者・田中道雄佐賀大学名誉教授ら5人、出版・和泉書院)が選ばれた。18世紀、芭蕉の著作を修成し、本格的な芭蕉伝を著した僧・蝶夢の研究に関する大著。これに伴い11日、ハイトピア伊賀で、田中道雄さんによる講演「五升庵蝶夢の生涯とその事績」が開かれた。
一方、「第77回芭蕉祭・ポスター原画」は、顕彰会が伊賀市内の小中学生を対象に募集し806点の応募があった。最優秀賞に竹中栞那さん(青山小4)の作品が選ばれ、市内公共施設に掲示されている。また、優秀作品5点及び入選作品30点と共に23日まで、上野丸之内のハイトピア伊賀5階で展示、その後26日~11月1日まで伊賀市役所1階で展示される。最優秀賞作品は、献詠俳句と同じく12日の芭蕉祭で披露され、表彰された。

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