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名張のビックリ歴史講座 満席の聴衆で開催

名張市つつじが丘市民センターで7月2日、「名張のビックリ歴史振り返る」と題した講座があった。講師は長年市内の地質の歴史を研究している長井智彦さん(76・つつじが丘)。
冒頭から始まった、列島創生の地殻変動がもたらす歴史が物語る名張の地に襲い掛かる危機感に、市外からの参加者2名を含む61名は息を呑みながら聞き入っていた。
1億5千年前からの大陸移動、日本列島が生まれた頃の名張市の姿を、史実資料で次々と展開しながらの説明は、地学の真実から理解できる今後の変化がリアルに感じ取れた。
300万年前のフィリピン海プレートの動きが北から北西に変わり、名張には古琵琶湖と河落湖(香落渓の前進)ができた。河落湖は古琵琶湖に流れ込んでいた。その時の扇状地の様子は、航空写真ではっきりわかった。
次に名張の地図をスクリーンに映しながら、名張断層など市内の断層の位置を紹介。さらに断層がもたらす内陸型の地震や、地球の表面を覆うプレート(岩板)の連動によって、プレート同士の境界で起きる南海トラフ地震などによって「名張を含む県内では、最大で震度7の揺れが襲う」と予測されている事等の説明があり、参加者の中からため息が漏れた。
また市内、近辺に存在するダムが崩壊した場合、想定される巨大人災のリアリティな説明で、非常食を用意するなど事前防災の大切さを訴えた。さらに参加した市議会議員、防災士数名の行政側の、危機感を持った前向きな早い対策に乗り出す動きにも繋がる、貴重な講演でもあった。

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