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名張愛で知事を圧倒〜知事と県民との円卓対話(Ⅰ)

一見勝之三重県知事と北川裕之名張市長による「知事と市長の円卓会話」が名張市防災センターで11月4日午前中に行われたが、続いて同日午後から「知事と県民との円卓会話」が、同市新町の旧細川邸やなせ宿で行われた。出席したのは「名張市ブランドイメージ創出ワークショップ」の参加者42人のうちの7人。会場には一見知事と北川市長が帽子、マスク、マントの怪人二十面相のコスプレで登場し、やんやの大拍手で迎えられた。
まず7人が自己紹介とワークショップ参加の動機について話した。
Kuさん「建設業と、文化財のメタバース活用のアドバイザーをしている。国内だけでなく世界に向けて発信しているのに、三重県や名張に発信していないことに気付き、県内の関りは大切と思って参加した」
Oさん「大阪生まれの名張育ち。名張のガス会社に勤務し、子どもを守るため消防団に入った。シングルの時があったが、女一人でも子供を育てられる、暮らしやすいまち名張を発信したくて、参加した」
Toさん「創業97年の米屋。『雑穀エキスパート』と『五つ星お米マイスター』と両方の資格を持っているのは三重県では自分だけ。全国に伊賀米を発信したい。上本町サンロード商店街のアーケードが無くなったが、商店街の賑わいを知っているのは自分の世代(47歳)で終わり。KuさんにARでアーケード街を再現してもらった」
Fkさん「奈良に住み大阪に勤務している経済紙記者。自分の家の墓を調べて拓本すると、名張の人は頑張っていくだろう、のようなことが書いてあって名張との縁を感じていたところ、まちづくりのワークショップの話を知り参加した」
Fjさん「ギャラリーを運営している。まちづくり協議会の役員をしているが、補助金を上手く使って地域の事業が出来れば良いし、稼いで自助できればと思い高齢の方と議論しながら戦っている。ワークショップで多角的な目で見ることができる人々と出会い、色々な意見が聞ければと思って参加した。皆さん名張の困りごとを理解してアイデアを創出し、真剣に地域の事を考えていることが分かった」
Taさん「通信制高校に通いながら、竹灯り工房をしている。また地域に賑わいを作るイベントをしている。歴史を学んで地元愛を高めるためにワークショップに参加した」 Kiさん「コ・ワーキングスペースを運営している。3年前まで小学校の先生をしていた。大人がわくわくする場を作りたい。ワークショップに参加して名張の事を考えている人がこんなにいることが衝撃で感激だった。感激をつないで子どもたちが早く大人になりたいと思う街にしたいと思う」
一通り自己紹介が終わると、北川市長は「名張愛のぶつかり合い見たいなワークショップだった。名張はもう大丈夫と思うほど」と語り、一見知事は「凄い取り組みだと思う。伊賀名張が好きで、ここを何とかしたいという思いがビンビン伝わってきたのはここしかない。県としては、世界に打って出て世界の人に知ってもらうプロモーションを、しっかりやろうと思っている」と話した。

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